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それから1時間ほどで会議は終わった。
藤「 あー、終わった終わった! なんか疲れたし、お先。」
そういって、藤井は素早く帰っていった。
ふぅ、、俺も帰ろう。
『 じゃ、またね、浮所。』
そう挨拶して帰ろうとしたら、
「 待てよ、高橋!」
そう言って呼び止められた。
「 お前に話がある。 帰り ちょっと付き合ってくれないか?」
え、、なんだ突然?
そう言えば、何か言いたそうにしてたよな。
こんな風に改まって話があるなんて言われると…緊張が走った。
『 話って… 何?』
「 わかってるんだろ? 瑞稀くんのことだよ。」
核心を突かれてドキっとした。
浮所、、お前は何か知ってるのか?
どうして…
まさか、瑞稀くんに聞いた?
頭の中が混乱してきた…
『 わ、わかった…付き合うよ。』
俺は混乱しながら、掠れた声でそう絞り出すのがやっとだった。
浮所…なんでお前が、、
俺もお前には、いろいろと聞きたいことがある。
「 とりあえず、俺のマンションに行くけど、いいか?」
『 え、、あぁ、どこでもいいよ。』
浮所と連れ立ってそのマンションに向かった。
って…凄いマンション、、
「 そんなとこ突っ立ってないで、入れよ。」
『 あっ、うん。お邪魔します。 浮所、こんな広いマンションで一人暮らししてるの?』
「 まさか。たまに利用してる別宅っていうか、勉強部屋みたいなものだよ。」
別宅って…なんて贅沢な!
生粋のおぼっちゃまは、やっぱり違うよなぁ。
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wawa(プロフ) - ハヤテさん» コメントありがとうございます(^^) 励みになります! (2019年8月15日 19時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - おもしろかったです! (2019年8月15日 15時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wawa | 作成日時:2019年6月14日 8時