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昼休み…
いつもは隣のクラスに瑞稀くんを誘いに行くけど…
今日はやっぱり、重い腰が上がらず…
「 あれ、優斗くん、食堂いかないの?」
不思議そうに龍我が尋ねてくる。
『 あー、うん、あんまり食欲なくて。今日はやめとく。』
「 そう… 大丈夫?」
『 うん、大丈夫。体調悪いとかじゃないから、昨日食べすぎちゃってさ。あははは。』
我ながら下手な言い訳してると思うけど…
俺を見てクスクスと笑う作ちゃん。
そんなに笑わなくてもいいのに。
はぁ、、気分も乗らないし、サッサと帰りたい。
あ、、そういえば、今日は委員会の日だった。
全く、こんな日に限って…
嫌だなぁ…
余計に憂鬱な気分になった。
放課後…サボる訳にもいかないので、仕方なく委員会の会議に向かう。
藤「 よう、高橋! 久しぶりだな。」
『 藤井、久しぶり。』
藤「 お前、、なんか元気なくない?」
『 別に…そんなことないって。月曜から会議なんてダルいって思ってるだけ。』
藤「 ははは、、まぁ確かにな。俺もサボりたくなった。あっ、浮所だ。浮所! サボらずにちゃんときたんだな。」
浮「 は? サボる訳ないだろ。」
藤「 そうか? かといって張り切ってもいないだろ?」
浮「 まぁね…そりゃ面倒くさいけどな。」
そう言いながら、チラッと俺に視線を向けてくる浮所。
浮所…?
何か物言いたげな視線だった気がして…
会議中もずっと、そのことが気になっていた。
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wawa(プロフ) - ハヤテさん» コメントありがとうございます(^^) 励みになります! (2019年8月15日 19時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - おもしろかったです! (2019年8月15日 15時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wawa | 作成日時:2019年6月14日 8時