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瑞稀くんは、憔悴しきった様子で…
こんな姿 見たことなかったから、俺は一瞬、言葉を失った。
『 それはこっちの台詞だよ。 こんなずぶ濡れになって… 大丈夫？』
「 ははは…こんなみっともない姿、見られるなんてね。情けないよな、俺。」
自嘲するように笑う瑞稀くん。
『 そんなこと…みっともなくない。情けなくなんてないよ。』
「 浮所…お前は優しいね。」
そう言って笑う姿が、今にも消えてしまいそうで…
雨に濡れてて最初気づかなかったけど、目が赤い？
『 瑞稀くん、泣いてたの？』
「 別に…泣いてなんかない。心配かけて、ごめん。俺、帰るから。」
そう取り繕って立ち上がろうとするけど、フラついて倒れそうになる瑞稀くんを思わず支える。
体が熱い…
もしかして、熱があるんじゃ？
「 ごめん…ちょっと頭痛くて、、フラついちゃった。」
『 瑞稀くん！ 熱あるよ…』
「 え、、そういえば、なんか寒い…でも大丈夫だから。気にしないで。」
『 今更、俺の前で強がるなよ！ そんなに俺って頼りにならない？』
「 浮所…そんなことない。ただ迷惑かけたくないだけ…」
『 そんな余計な気遣い要らない。とりあえず、俺のマンションに行こう。ここから近いから。』
そう言って戸惑う瑞稀くんを支えて、有無を言わさず俺のマンションに向かった。
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wawa(プロフ) - ハヤテさん» コメントありがとうございます(^^) 励みになります！ (2019年8月15日 19時) (
レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - おもしろかったです！ (2019年8月15日 15時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：wawa | 作成日時：2019年6月14日 8時
