40 ページ40
今回の箱根は、俺の希望で行きは電車を乗り継いで行くコースで向かっていた。
そして帰りは瑞稀くんの家の車で送ってもらう予定になっていたから、
予定通りと言えば予定通りなのだけれど…
急用か…それも橋本くんと…だよね?
心なしか、胸の奥がザワついていた。
瑞稀くんは、疲れたのか車に乗って程なくして、俺にもたれかかって寝てしまった。
本当にどこででもすぐに寝れるよね、瑞稀くんは。
瑞稀くんの寝顔を見つめていると、運転手さんが話しかけてきた。
「 すみません、高橋様。先程お迎えの際に旦那様から急ぎ戻るようにと連絡がございましたので、先に井上家に戻らせて頂いてもよろしいでしょうか?」
『 えっ、、はい、もちろん、大丈夫です。』
「 ご理解ありがとうございます。井上家に寄り次第、すぐに高橋様をお送りしますので。」
『 あっ、はい、よろしくお願いします。』
それからしばらくして、井上家に着いた。
瑞稀くんは、まだ寝てる。
『 瑞稀くん、着いたよ。』
そう声をかけて起こそうとすると、車の窓ガラスをコンコンと叩く音が聞こえた。
え…橋本くん!?
驚きながらも、窓を開ける。
「 高橋… 瑞稀は? 寝てんの?」
『 うん… 車に乗ってすぐに寝ちゃって。』
そう言うと、橋本くんはクスッと笑って、
「 そっか。遊び疲れたのかな。しょうがないなぁ…いいよ、起こさなくて、そのまま俺が連れて行くから。」
そう言って車のドアを開けて、橋本くんは寝ている瑞稀くんを抱き抱えた。
48人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
wawa(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます! 途中設定を少し変えたので、3クラスになりました。後ほどクラス分けを追記しておきますので(^^) (2019年4月21日 18時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。ちょっと気になったので、質問しますが、この学校は、何クラスまでありますか? また、出来ればHiHijetsと美少年がクラス替え後誰が何組とか一緒のクラスか教えて下さい。 (2019年4月21日 15時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
wawa(プロフ) - れれりんさん» ありがとうございます! 甘く切ない感じ目指します^_^ (2019年4月20日 10時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
れれりん - 続編おめでとうございます!これから頑張ってください! (2019年4月19日 19時) (レス) id: 260259b82e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:wawa | 作成日時:2019年4月18日 9時