秘めた想い (ページ45)

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「瑞稀くん、いい反応してくれるから面白かったよ。」

さも可笑しそうに笑う。

そんな飛貴くんを思わず睨みつけると、

「何その目？居候のくせにこの家の主である俺に何か文句でもあるの？」

不適な笑みを浮かべて挑発するようにそう言った。

腹立たしかったけど…拳をグッと握りしめて堪えた。

『別に…文句なんてない。俺をからかって気が済んだ？だったらもういいよね。』

そう言って部屋を出て行こうとすると、

「待てよ！まだ話は終わってない！」

後ろから思い切り腕を引っ張られ、その反動でソファに倒れ込んだ。

『いたっ… ちょっ、いきなり何？』

「だから、まだ話は終わってないんだって。瑞稀くん…君って人は、そんな純粋そうな顔してうちの父親誑かすなんて大したもんだよ。」

『え！？何言ってるの？そんなことしてない！』

「とぼけても無駄！そう考えると説明がつく。さっき…あんなに動揺してたのはアイツとヤッたからなんだろ？」

『は！？何言ってるの？違うって！誤解だよ。そんな思い込み…』

「違わない！いい加減に観念して認めなよ。瑞稀くんが、お金に困ってエンコーしてたことも知ってるんだからね。」

『え…それは… 』

そんなことまで…知られてたなんて。