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集中してレポートを書き進める瑞稀の姿をジッと見つめる。
どうしてこんなに好きなんだろう…
300年…長いようで短い。
俺はきっと、これからもずっと思い続けるのだろう。
ごめんね… 瑞稀。
好きになって、ごめん。
瑞稀に愛されて、生まれて初めて…
俺はこの上もない幸せを感じられたんだ。
例えそれが運命の悪戯による、ひと時のまやかしだったとしても…
俺は幸せだったよ。
ありがとう…瑞稀。
そして、さようなら。
レポートを書きながら、うたた寝をしてしまった瑞稀の髪に触れ、頭をそっと撫でた。
目覚めた時…
君は俺のことを全て忘れる。
俺との出会いも何もかも…
君はこれから運命の相手と出会い、幸せになれるから。
今生では…もう側にはいられないけど、遠くからずっと見守っているからね。
そんなことを思いながら、瑞稀の頬にそっと口付けて…
俺は天界へと戻ったのだった。
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作者名：wawa | 作成日時：2020年3月12日 8時
