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作間龍斗…
コイツは一体何者なんだ？
コイツのせいで運命が変わった？
それとも…偶発的なことが起こって、コイツも巻き込まれただけ？
わからない…
こんなこと今までなかったから。
とにかく下界に戻って、作間龍斗のことを探るしかないか…
そして…
瑞稀を運命の軌道に戻さないと…
いつか終わりが来るって、覚悟していたつもりだった。
それも自分から、終わらせなきゃならないなんて…
そんなこと考えただけでも辛過ぎる。
でも、早く対応しないと…
また再び調査リストに上がってしまう。
雄登だって流石に2度目は庇いきれないだろうし。
それに、これ以上 雄登に迷惑はかけられない。
俺が決断する以外、他に方法はないんだ。
そんな思いを抱えて、下界へと戻った。
瑞稀に会いたい。
少しも離れていたくない…
一刻も早く会いたくて、走って瑞稀のマンションに向かった。
玄関のドアを開けると…
「 龍我？ どうしたの？ そんなに慌てて。」
普段と変わらない様子の瑞稀がいた。
良かった…
居なくなってたらどうしようって…
そんなことあるはずないのに不安で。
気持ちが高ぶっていた俺は、瑞稀を力一杯抱きしめた。
『 瑞稀… みずき、会いたかった…。』
「 本当にどうしたの？ 昨日も会ったじゃん。変な龍我。」
そう言ってクスッと笑う。
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作者名：wawa | 作成日時：2020年3月12日 8時
