天使の恋わずらい (ページ27)

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段々と深くなっていく口付けに蕩けそうになる。

「んぅ… はぁ…龍我、、もう…」

『ダメ？ねぇ、もっと…瑞稀を感じたいんだ。』

「いや、、その…ダメじゃないけど… ちょっと、恥ずかしくて。」

『ふふっ…恥ずかしがる必要なんてないのに。可愛いね、瑞稀。』

「だって… 俺、、慣れてなくて。あっ、そうだ。お腹、空かない？俺、何か作るから。」

そう言って、そそくさとキッチンへ行ってしまった。

あらら…逃げられた。

そんなに恥ずかしがらなくてもいいのになぁ。

それからの瑞稀との日々は、この上もなく幸せで…

俺はすっかり舞い上がっていた。

そんな幸せな日々を過ごしていたある日…

久しぶりに飛貴と会うことに。

「龍我！こっちこっち。」

『おう、飛貴、久しぶり。元気そうだな。』

「うん。元気元気！龍我も元気そう。というか、何だか嬉しそうだね。」

『ふふっ、わかる？俺、幸せの絶頂なんだ。』

「わかるよ。幸せオーラが出てる。幸せの絶頂なんてどんないいことあったの？」

『うん。聞いて驚くなよ、瑞稀が俺に振り向いてくれたんだ！俺のこと好きだって。俺もう嬉しくて堪らなくて。』

「え！？マジで？それは…良かったね。でも…それって、、大丈夫なの？」

『大丈夫って何だよ！素直に祝福してくれたっていいのに。』

「怒んないでよ。でもさ、それって…運命を変えることになるんじゃない？もしそうなったら、神の怒りに触れてしまうんじゃないかって…」

心配そうに呟く飛貴。