天使の恋わずらい (ページ24)

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「お待たせ。はいコーラ。」

『ありがとう。頂きます。』

心なしか、瑞稀も少し緊張してる面持ちに見えた。

気まずい空気が流れる…

『それで… その、瑞稀の相談したいことって…何？』

そう声を掛けると、弾かれたように肩をビクっと震わせた。

「う、うん… 相談っていうか… 龍我に伝えたいことがあって…」

伝えたいことか… わかってるよ。

この瞬間に何度ショックを受け、傷ついてきただろうか。

ショックに慣れはしないけど覚悟は出来ていた。

『何でも聞くよ。話して。』

そう促すと瑞稀は小さく頷いて、

「うん。突然こんなこと言うと、ビックリすると思うんだけど… 俺、俺ね…龍我のことが、好き。」

え…！？

え、、いま…何て言った？

瑞稀が俺のことを好き？

いや、、そんなまさか…

これは幻聴なのか？

『え、、あの…それって…友達としてって、ことだよね？』

頭が混乱して呆然としながら、そう口走ってしまった。

「違う… ごめん。いきなりこんなこと言われたら驚くよね…。そうだよね、、龍我は俺のこと友達としか思ってないんだから。」

そう言って悲しそうに笑った。

「そんなことわかってた。だけど…気持ちだけは伝えておきたくて。勇気出してみようかなって。龍我…ごめんね。お前をこんなに混乱させて、困らせてしまって。」

違う！
困ってなんかない…

驚き過ぎて、体が固まってしまってるだけなんだよ。