天使の恋わずらい (ページ13)

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「何となく…気になったから。」

『そ、そういうお前はどうなんだよ。あっ、好きな人とかいるの？なになに、恋愛相談したいとか？』

「そんなんじゃないって！まぁ…好きな人いたとしても瑞稀に恋愛相談なんてしないだろうなぁ。」

『ちょっと、それどういう意味だよ！』

「あははは、、怒るなよ。冗談だって。」

ったく、俺をからかいやがって。

そういえば…龍我ともそんな話したよな。

悩みがあるとかって…言ってたけど、、もしかして、龍我の悩みって、恋愛関係…だったりするのかな？

そんなことを考えていると、なぜか胸の奥がズキッと痛んだ。

「 …ずき… 瑞稀！どうかした？まだ拗ねてるの？」

『えっ、、いや、ちょっと考え事してただけだから…』

「そう… ほら、頼んだメニューきたよ。食べよう。」

『うん、そうだな。お腹すいたし。いただきまーす！』

俺も龍斗も腹ペコだったから、あっという間に完食した。

「あー、美味しかったね！後は、デザート食べる？」

『もちろん、別腹だからね。俺、フルーツパフェ！』

「またゴツいのいくねー。じゃ、俺はフルーツパンケーキにしよう。」

デザートを待つ間、龍斗が話しかけてきた。

「瑞稀はさ… 運命って信じる？」

『何それ？唐突だなぁ… そんなのわかんないよ。お前、ドラマの見過ぎなんじゃない？』

ほんと…龍斗は見かけによらず、ロマンチストなのだろうか？