怪しい人 ページ20
『...どうしよ、出ない。あ、もっきゅんにかけてーっ!!!」
コンビニの前に深く帽子を被ってマスクをしてる人がチラチラと中を伺っていた。
『っ。あの人、だ』
バレないように死角に隠れて様子を伺っていると男が中に入ってきた。
『(まずい!中に入ってきちゃった!!どうしよ)』
とにかくバレないように上手く隠れる事を考え出来るだけ、彼とは鉢合わせしないように店内をウロウロしていた。
〜♪〜
『!!!!!』
着信音に驚き携帯を落としてしまい、慌てて携帯を拾い電話に出た。
?「もしもし」
『もっきゅん!!!いま、どこ?』
モ「ん?シルクん家の前。ヒナはもうシルクの家着いた?」
『実はね、もっきゅんと別れてから誰かにつけられてて..
今、〇〇〇〇のコンビニにいるの...』
モ「まじ?取り敢えずそこで待ってて」
『で、でも..その人今、コンビニの中にいる』
モ「は?まじか..。取り敢えず、急いで行くからトイレの中に篭ってて」
『分かった!』
ー10分後ー
〜♪〜
LINE
シルク〈着いた。出てこい〉
トイレのドアを開けると目の前にシルクの姿があった。
『...ありがと、もっきゅんは?』
シ「俺の家。取り敢えず出るぞ」
『で、でもあの人、まだ中にいるかも...』
シ「どんなやつ」
ゆっくりと店内を見渡すが怪しい男の姿はどこにも見当たらなかった。
『...いなくなってる..』
シ「んじゃ、帰るぞ」
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『ごめんね?迎えにきてもらって』
シ「いや。取り敢えず、タクシーで帰る。詳しい話は帰ってから聞くから」
『うん』
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ーマサイ宅ー
シ「それで、なんでモトキと別々に帰ったの?」
モ「俺がシルクの弁当買い忘れたから、コンビニに戻ったんだ」
『それで、僕が一人で帰ってたら何度か視線感じて...付けられてたの』
シ「....」
モ「でもいつから付けてたんだろうな。俺とコンビニ行く時は、そんなやついなかったけど」
『うん..』
シ「ヒナ。暫く、一人で出かけるの禁止な」
『...わかった。ごめん、なさい..』
シ「別に怒ってない。"前みたいな事"があるかもしれないから警戒しておいた方がいい」
『....うん』
モ「ヒナ、ごめん。俺が一人にしちゃったから」
『ううん。もっきゅんは悪くないよ?』
シルクが言った"前みたいなこと"にはならなければいいけどな.....。
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ゆきなさん - 名前固定やだ・・・・ (2021年6月27日 13時) (レス) id: 327d12f359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハナハナ | 作者ホームページ:http://user.nosv.org/waw070302@ezweb.ne.jp
作成日時:2020年7月7日 17時