34. お楽しみは最後に* ページ37
side青
「淳太としげもさ、いつの間にか付き合ってたよな」
智「せや! 初めはどっちからだったん?」
重「んふふ〜 淳太がなー? 」
淳「あ、しげ!! 言わんといて!」
顔を真っ赤にした淳太が、
せっかく言い出そうとしたしげをとめる
重「ええー? あかんのー?
そない照れなくてもええやんかぁ、ほんまあんたは可愛らしいな〜」
俯いてる淳太の顔が見たかったのか、
ふぁさって顔を隠してた髪を耳にかけてあげるしげ
その手は優しくて、そのまま頬を撫でていた
淳「ふ、ふたりだけの秘密にするって言ったやろ…//」
重「うん、せやな…ふふ」
なにがあったのか、すっごく気になるけど笑
いつものいたずらっこのしげとは全然違う顔で笑ってて
ふたりのときってこんなんなんだと思ったら、それを見れただけで
ふわふわと嬉しい気持ちになった
智「なんか、淳太の前だとしげはちゃんと男らしいねんなー
見てるこっちが恥ずかしんやけど笑」
淳「その言葉は、そのままそちらにも返すわ」
淳太の言葉にじとっと睨みをきかせてくるとも
「そんな顔せーへんの! 可愛らしいけどな」
ほっぺを軽く摘んでやれば、
そろそろケーキを持ってくると言って
パッと離れてしまった
うー、あの顔もうちょい見てたかった…っ
重「ふぅー! もお食べられへんわー!」
智「おなかパンパンやぁ〜、
とも今日お片付けでけへんからりゅーせえ頼むな?」
締めにケーキとシャンパンを平らげたもんやから皆してぐだぐだ
重は淳太に膝枕してもらいながら髪をすかれてごきげんやし
ともに関しては、もうただの酔っ払いのくせに俺をこき使おうとしてる笑
「とも〜?そのお願いは聞けへんよ、まだともを食べるっていう最大のお楽しみが残ってるもん」
肩に寄りかかってる彼女にそう伝えれば、そろ〜と手を握ってきた
今日は乗り気みたいやね
淳「わぁ〜、もうこのふたりあかんわー…だいきー、俺ら帰ったほうがええんちゃう? 」
淳太も酔ってるのか、だいきって呼んでたんだと少し驚きともと目があう
智「泊まってって大丈夫やから〜、
しげももう動きたないやろー?」
重「おん、そしたら
お言葉にあまえるかー、なぁ?」
下から淳太を覗き込みながら、その頬に触れるしげ
せやね、と言った淳太もしげの頭を撫でている
そんなふたりを見てまたともと目が合いニヤっとした
きっと俺らが考えていることは同じ
この2人のいちゃいちゃをもうちょい見てみたい…!
怖いもの見たさってやつやろか笑
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ゆうな(プロフ) - 茉莉波さん» いえいえ〜^_^しげじゅんの話し楽しみに待ってますね! (2017年5月26日 18時) (レス) id: 3a09aceb26 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉波(プロフ) - ゆうなさん» ありがとうございます! こうやってしげじゅん登場させたからには、スピンオフ的な感じで書けたら楽しいそうだなーと思っております(^^) 今後ともよろしくお願いします (2017年5月26日 18時) (レス) id: a1f4838344 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉波(プロフ) - ちょこさん» 読み返して頂いてるなんて、嬉しい限りです!! ありがとうございます! (2017年5月26日 18時) (レス) id: a1f4838344 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 初めまして。いつもりゅうかみが可愛いのでほのぼの読ませてもらってます。しげじゅんのいちゃいちゃの方もすごく気になったんですけど、しげじゅんバージョンとか書かれたりしませんか?これからも更新楽しみにしてます! (2017年5月25日 21時) (レス) id: 3a09aceb26 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - はじめまして。大好きなお話なので、更新とってもうれしいです。りゅかみが可愛くて何度も読み返しています。 (2017年5月25日 21時) (レス) id: 05e2ec040f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉莉波 | 作成日時:2016年12月8日 18時