ふたりの部屋 (青×緑)

24. それぞれの夜2 ＊ ページ26

side緑





「お、おじゃまします…」




勢いで来たけど、好意があるって聞かされたあとに来る部屋は


なんか、意識してまう…




照「どしたん、早くあがってきいや

怖がらんでやぁ…手ェ出さへんから安心し？あははっ」




余裕なあっくん…




「っ そんなんやないし！ あっくんはあっくんやもん！怖くないで！」





いたって普通に過ごす、いつもなら流星との時間




ふたりで作ったごはんたべて
先にお風呂入らしてもらって
ソファでくつろぐ



いつもとはちょっと違う流れに少なからず、
ドギマギしたおれがいる





あっくんのごはん、やっぱおいしかったなー
今度、流星にもつくってあげ…


あ、
おれ、帰る気満々やん…笑


んまあ、元から少し遊びに行く程度な考えやったけど





…流星、なにしてんねやろ
もう家帰ったんかな


もしかしたら、連絡きてるかなと思ってスマホをみる

連絡はない…





なんだかんだ、1人の時間楽しんでるかもな

飲み行ってるかも、おれがいないのをいい事に女の子のお店行ってたり、
ほんまに浮気してたり…






照史「…もんち？ どしたん、ぼーっとして」


そっこうお風呂からあがったあっくんの超えで我にかえる




「え？ああ！ なんもないよっ
ちょっと眠いかなーってだけ！」



うそ、全然まだねむくない
でもなんか流星のこと考えてたってのは言わないほうがいい気がして…


って、おれのほうが浮気みたいやんか






照史「流星なら、今日は淳太くんとのんでるみたいやで」




流星のこと考えてたんバレとる…



淳太くんから送られてきたであろう写メを見せてくれる
ふたりで肩組んで顔あかい




…流星、これけっこう酔ってるやろ笑




「そんな心配してるわけやないよっ！」



帰り際に聞いた声が蘇った

“淳太おそってい？” って

酔いすぎて
ほんまに淳太くんにせまったりしてへんよね…




ああ、あかんやん。
ちょっとは流星のこと信じとかな







ちゅっ


へ？

…キス、された






照「ごめん、今日だけは俺のことだけ考えててくれへん…？

俺な…ほんまにもんちのこと大事なんよ
流星と付き合う前から好きやってんねんな」




そういうと、今までの思いを話してくれた


その話は、なんかくすぐったくて、恥ずかしくて…嬉しかった

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