ふたりの部屋 (青×緑)

22. 帰宅拒否 ＊ ページ24

side緑



照「もんち〜、ほんまごめんてー」


撮影おわり、話してもらった

八の字眉ををさらに下げて、謝ってるあっくん



要は、俺を悲しませることしてんねやったら
流星から奪うってことを話しに行ったらしい


あっくんもずっと、俺のこと大事に思ってくれてたみたいで…


それは、素直に嬉しいけど
なんで2人でケンカしちゃうんよ


流星は端のほうで、ぷんすかモードやし…



淳「…おまえらなぁ、好きなら好きで神ちゃんの気持ちも考えたりいや

照史も、もっとやり方あったやろ」



淳太くん、ほんまそれ



流「手ェあげたのは、俺からやからそれは謝る。 でも、ともは俺のやから」



腕組んで、脚だらーんと座ってるのは
一応俺の彼氏やんな


流星それ謝ってるやつの態度ちゃうから



それに…


「流星そんなこと言うてるけど、あのスタッフさんと最近仲良くしすぎやもん！

おれが泣いちゃったのはほんま。
それに、気付いてくれたんは流星ちゃうくてあっくんやからな？！」



流「仲良くって…べつに、ふつーに話しとるだけやん」



うー、むかつく…




「わかった！おれ、あっくんとこ行く！
流星しか見てなかったもん、

ほんまはもっと俺のこと大事にしてくれる人が居るのかもしらんしっ！」



ピトってあっくんの腕に手を絡ませくっつく



流「おまっ それ、なんやねん……
したら俺も浮気しに行ってええんやな？」



「もう流星はしてるやん！」



照「まあまあ、ほんじゃ 今日明日
もんちは家に来るんでええな？

流星、後悔してもしらんぞー」



あっくんちょっと嬉しそう…笑



流「せえへんわ！ ともは絶対俺んとこ帰ってくる！」


こいつはなんで、こんな自信あんねやろ


むかつくのに…
こうやって言いきれちゃう流星は好き


今は、絶対言うてやらへんけど



照「ほなら今から、もんちは俺の彼女やからなっ かえろか！」



頭をぽんぽんってされて、
かっこいいことさらっと言っちゃうのね


不覚にもキュンとしてしまった…笑




流「っはあ…ぜっったい、手ェ出すんやないぞ！

ガチでキスでもしてみぃ、その口縫うからな！」



もぅ…あなたはメンバーに、
というか忘れかけてたけど先輩に、
なんてことを言うてんの…



「口悪い流星は嫌いやで」



そういうと、口を尖わらして黙り込む流星



淳「流星、今日は俺と飲みに行こや
明日からみんな休みやから」



流「はぁ〜、淳太おそってい？」



淳「あほか、神ちゃんにまた呆れられるで」



あほなこと言ってる彼氏を睨んで、
あっくんと帰ることにした

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