時透side ページ6
今日は雄英高校の入学式。
僕は特別推薦枠ってことで、鬼殺隊から護衛として入学した。
今や、大正時代にあった鬼殺隊はヒーローとしても活動しており、鬼を斬っている。
まぁ、普通のヒーローが所属しているのとは別のかなり格上の組織ってこと。
鬼舞辻は人間としてこっち側に着いているが、鬼を作っているのは、鬼舞辻の呪いが外れた
上弦の零【雫】っていう鬼らしい。しかも、最近動きが活発化してきている。
特にオールマイトやヒーローはよく狙われる。
ヒーローたちは鬼殺隊のみんながヒーロー活動をしながら守れる。
しかし、ヒーローの卵たちが通う雄英高校はまだ自分で戦えない子たち。ヒーローたちも一般人
がいるわけで、どうしてもそっちが優先されてしまう。そのためにできたのが護衛制度。
１学年に２人は護衛として通うことになっている。
２年は全員退学でいないため、本来は竈門禰子が担当だが、いない。
３年はいろいろと大変なため、５人いる。
竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助、胡蝶カナヲ、不死川玄弥。五感組って言われている。
で、１年は本来は僕ともう一人必要だが、僕が柱の上、３年に５人もいるため僕１人となっている。
しかし、昨日は驚いた。まさか、花音がいるなんて。
炭治郎「時透くん、初日だったけど異常はなかった？」
考え事をしていると、いつの間にか５人が来ていた。
毎日、ここで情報交換をすることになっている。
「異常はなかったけど…」
我妻「けど？」
『・・・・・・・・花音を見つけた。』
カナヲ「えっ！？！？ど、どこで！！」
『同じクラスで隣の席だったんだ。』
嘴平「全く、親分に心配させるとはな。」
玄弥「それって・・・・花音ちゃんは大丈夫なの？」
炭治郎「どういうことだ？」
カナヲ「私は今回、胡蝶家に生まれた。けど、花音は…」
『うん、苗字は栗花落のままだったよ。しかも、…僕たちのことを信用できないって。』
空気は凍り付いた。僕たちは花音に許してもらえない。その上、神様の嫌がらせか。
胡蝶姉妹と…実の姉と離れて生まれた。
前世の親と同じということは、虐待を受けていたってこと。
なんで…花音だけこんな目に遭わないといけないんだ。
花音が…あれだけ優しくて必死に生きている人が苦しまないといけないんだ。
我妻「と、とりあえず！！このことをお館様と柱たちに伝えないと！！」
炭治郎「そうだな。俺たちは明日会いに行くよ。」
こうして定期連絡会は終わった。
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作者名：ヲタクJC | 作成日時：2024年3月20日 21時
