第2話 入学式 ページ4
今日は雄英高校の入学式。
私はアニメや漫画で何度も見ていた制服に袖を通して、誰もいない家を出る。
朝食は時間もないから抜くことにした。
クラスは予想通りのＡ組。ももちゃんとは知り合いだから、同じクラスになれたのはうれしい。
クラスにはもう、ほとんどの人が来ていた。
私は特別推薦入学者ということで、列から飛び出してる2席のうちの一つに座った。
そこで私は気づかなかったのだ。
原作では20人だったこのクラス。私の席だけではなく、もう一つ飛び出している席があったことに。
眠気と戦っていると、いつの間にか個性把握テストのためにみんな移動していた。
八百万「栗花落さん、先生が先ほどいらっしゃって、これから校庭で個性把握テストを実施する
らしいですわ。」
「ありがとう、八百万さん。」
？？「ねえ、私たちも一緒に行っていい？」
声をかけられたことに驚いてそちらを見ると、A組の女子たちが。
更衣室に行き、着替えて校庭に着くころにはみんなと仲良くなれた。
先生の説明も終わり、順調に進む。
ここで、記録をとるために、名前順で2人1組になることに。
「よろし・・・」
ずっと伏せていた視線を隣に向け、私は目を見開いた。
急に黙った私をおかしく思ったのか、隣の彼もこちらを向いた。
目があった瞬間、私たちは驚きを隠せなかった。
？？「花音？」
「…時透無一郎さん。お久しぶりですね。」
時透「花音だよね。」
「…話はあとで。今は授業に集中しましょう。」
正直、自分ではそういったものの、私が一番集中していなかったと思う。
だって、2度と会わないと思っていた人と再会したのだから。
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作者名：ヲタクJC | 作成日時：2024年3月20日 21時
