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お昼を食べた後、家に帰りベッドに寝転ぶ。
居た時間は短かったが、自分の中では感情が忙しかったのを自覚していた。
A「…デートか」
天井をぼんやりと眺めながら呟く。
シルクにとっては、私に有無を言わせず自分が払う理由を作りたかっただけなんだろう。
シルクは何度もデート経験してるんだろうなあ
デート、という言葉に対する認識が違うのを感じた。
でもそんな考えたって仕方ない
強制的に思考を終了させると
張り詰めていた緊張感が解けたのか急激に眠気が襲ってくる。
そのまま私は瞼を閉じた。
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"大人になっても俺が守ってやるよ"
"それって結婚ってこと？"
"そうだよ"
"ほんと？じゃあ大人になったら結婚しようね！"
"ん、約束な？"
"うん！約束だよ！"
パチっと目を覚ます。
また同じ夢
だけどいつもより内容がはっきりしていた
そう言えば昔近所の男の子とそんなこと話してたかも
曖昧な記憶が夢の中で少しずつ明瞭になっていく。
A「まあ、思い出したところで何も変わらないんだけど」
苦笑いを浮かべると携帯が光っているのが目に入った。
"犬、好き？"
開くとシルクからの短文。
急な話題に寝起きの頭はもちろん追いついてない。
"うん、好きだよ。"
とりあえず素直に質問に答え時間を見ると夜の8時。
昼寝にしては寝過ぎた
ベッドから起き上がろうとすると即座にシルクからの返信がくる
相変わらず早いなと思いながら開いた。
"じゃあデートは犬に会いに行こう"
犬に会いに行く？
"詳しくは当日のお楽しみってことで"
続けざまに送られてきて質問するタイミングを失ってしまう。
"来週の土曜でいい？"
いいよと返事をする。
約束をして出かけることなんて滅多にないから
くすぐったい気分だ。
すぐにトークを切り替えると
"来週遊び行くことになった"
とあいりに送る。
携帯を閉じると
体と頭をリラックスさせるため風呂場に向かった。
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作者名：みーみ。 | 作成日時：2022年9月18日 22時
