約束*2 (ページ18)

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(シルクside)

コンビニから戻ってきたモトキにパソコンから目を離さず

おかえりと声をかける

モトキ「そいえばAに会った」

ピタッと手が止まった

シルク「え、どこで？」

モトキ「エレベーターの前で。ツマホと会ってたみたい」

ンダホ「あーそういえば今日来るって言ってたかも」

…何だ。会えたかも知れなかったのに

携帯を開くもAからの通知は無し

あの後、Aから送られてきたLINEに返事して以降やり取りが途切れてしまった

まあデートしたことに舞い上がり過ぎて何も考えずスタンプだけ送った俺が悪いんだけど

続けられる返信を打てばよかったと後悔する

彼氏でもないのに気軽にLINEすんのもなあ…

ンダホの曲が頭の中で再生される

"連絡もきてないのに意味なくスマホをつけたり消したり"

今の自分がぴったり過ぎて笑えてくる

ほんと、病だよ。

偶然会ったというモトキに少し妬く

モトキ「料理結構するっていうからさ、今度の料理音痴のテーマ、Aに考えてもらうことにした」

そう言うとチラッとこっちを見て右口角を上げるモトキ

会う理由が思いがけず出来たことに心が躍った

きっかけを作ったのがモトキなのが少し不服だけど

シルク「…なんだよ？(笑)」

モトキ「別に〜？(笑)」

俺の心中読むなよな。

ンダホ「あー俺子ダホ風呂入れないと。帰るわ」

シルク「あ、俺も行ってもいい？」

ンダホ「え？一緒に風呂入りたいの？(笑)」

シルク「んな訳ねえだろ(笑)ツマホに用があんのー」

ンダホの台詞にみんなが爆笑する

マサイ「俺もそうだと思った！(笑)」

相当気持ち悪いだろそれ。

シルク「やばすぎんだろ(笑)俺そんな趣味ないから」

ンダホ「あいりに何の用だよ〜」

分かってるくせに。

メンバー全員の視線を背中に感じる

ンダホの質問には答えずパソコンを閉じると

シルク「ほら、早く行こ」

とリビングを後にした

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