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大きく、だけど少し軽やかな足音は、リビングで止まった。
「あれっ、友達来るって言ってたの今日だったっけ⁈」
そう言った男性は私の方に向くと、
「初めまして。あいりの旦那のンダホって言います。」と
深々と頭を下げた。
突然のことに思考は停止していたが、反射的に私も頭を下げる。
あいり 「今日だよ。(笑) あ、この子がよく話してたAだよ。」
あいりに紹介され、
A「あッ…みづきです。よろしくお願いします。
えーッと…ンダホさん、で合ってますか?」
ンダホ「合ってるよ。youtubeやるときのあだ名なの(笑)
苗字並び替えただけなんだけどね。(笑)」
そう言って笑いながら天使くんを抱っこする大きな彼は心もとても大らかだった。
ンダホ「ってか俺たちのチャンネル知ってる?」
聞かれるかもしれないと何となく感じていたのに、
正直に知らないと言うのは失礼かとごもってしまう私。
明らかに動揺していたのか
あいり「A、youtube全然見ないから(笑)」
と隣から親友のフォローが聞こえた。
ンダホ「あ、そうなのか!答えにくいこと聞いちゃったねえ」
気にしないで〜と終始ニコニコしているンダホさん。
あいりと雰囲気似てるな、そう思うと目の前の光景がより一層微笑ましかった。
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あいり 「そういえば今撮影じゃないの?」
あいりがそう問いかけると、分かりやすく焦った顔を見せるンダホさん。
ンダホ「あッ…いや、そうなんだけど…」
ンダホさんが話し始めると急にその声に重なる複数の声。
「「「ンダホぉぉぉぉ!!!!」」」
とドタドタと鳴り響く足音。
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みーみ。(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!嬉しいです! (2022年9月12日 1時) (レス) id: c7074f5561 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新頑張って下さい!応援してます!! (2022年9月11日 10時) (レス) @page15 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月6日 21時