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〜1週間前〜


(シルクside)

シルク「せーの」

「「「アデュー」」」

いつものように動画を撮り終え、各々が一息つく。



連日、遠方ロケや大型企画が続き、それぞれの顔には疲れが見えていた。

ンダホ「最近のスケジュールきついね。まあ、俺たちが決めたことだけど」

シルク「だいぶ疲れ溜まってるよな」



口には出さないが、せめて動画内では疲れは見せまいと必死だった。全員がそれを実感していた。




モトキ「でも視聴者さん待ってくれてるからね。頑張んないと。」

モトキの言葉でAちゃんの言葉を思い出す。



シルク「うん、それに俺たちはプロのピエロだから」


そう言うとダーマとザカオが不思議そうな顔を覗かせた。

ンダホ「あー、Aちゃん言ってたね!(笑)」


ダーマ・ザカオ「「え、だれ?」」

2人の声が重なった。



シルク「ツマホの親友。この前話す機会があったんだけど、動画1つ見せたら、裏の辛さとか大変さ見せないように動画で常に笑顔で居続ける姿がピエロみたいで凄いって。」

ザカオ「えー、なんかその考え方のほうが凄えけど」


モトキ「ね、ちょっと変わってるよね。でも真っ直ぐな意見だったから響いたよね、新鮮で。」

マサイ「新しい視点からの意見もやっぱ大事だなって思った。」




マサイの言葉を聞いて頭の中で小さな豆電球が光った。

シルク「マサイ、それだ!」

マサイは頭に?を浮かべている。
他のみんなも同じだった。


シルク「Aちゃんにまた意見もらおうよ。最近疲れてちゃんと自分達の動画分析出来てないし。身内以外の意見、知りたくない?」


しばらくみんな黙り込む。

開口一番はモトキだった。

モトキ「俺はいいと思うよ。Aちゃんが大丈夫なら」

ダーマ「うん、損になることは無いしな。」

マサイ「話しやすかったし俺もいいと思う」

ンダホとザカオも頷いた。



ンダホ「あいりから、来て欲しいって伝えてもらうよ。内容はちゃんと俺たちからお願いしよう。」





仕事のためとはいえ、俺の胸は高まっていた。
俺にはない部分を持ってる。それを知れる。

あの考え方も、








彼女自身のことも。








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作品ジャンル:恋愛
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みーみ。(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!嬉しいです! (2022年9月12日 1時) (レス) id: c7074f5561 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新頑張って下さい!応援してます!! (2022年9月11日 10時) (レス) @page15 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月6日 21時

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