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足音で5人がこちらを振り返る。
モトキ「あ、久しぶり。待ってたよ〜」
落ち着いた様子でモトキくんが声をかけてくれた。
一方的には知っているものの、会うのは初のダーマくんとザカオくん。
Aです。と軽く挨拶する。
A「ってか、ここ誰のお宅ですか?」
マサイ「俺ん家。」
唖然としている私にンダホくんは、まあそんなことはいいからと言いつつ、私はシルクくんの前に座らされた。
シルク「急に呼んじゃってごめん。知ってると思うんだけど俺たち今スタッフも含め、ほぼ元々の身内だけでyoutubeやってるのね?」
A「はい。」
シルク「イベントとか以外でファンの方たちに会うこともほとんどないし、入ってくる情報って関係者経由での情報とか身内から見た意見だけなんだよね。」
A「…はい。」
ああ、やっぱり。深くは関わらないでっていう忠告だ。
暗くなる気持ちを隠そうと声を絞り出して相槌をうつ。
調子乗って友達だなんて思っちゃってたのがバレてたのかな
シルク「だからさ、純粋に視聴者さん側から見た意見が欲しくて。定期的に意見とか感想伝えてくれない?」
A「はい………って、…ッへ!?」
予想もしない角度からきた提案に思わず声がうわずった。
A「えっ…だって、契約書は、」
シルク「契約書?(笑)」
A「あ、てっきり一般人とは関われないから、その、会ったこと、とか、住所とか、口外しないようにっていう契約書、書かされるのかと…でも、はんこ持ってきてない…し」
わざわざ口に出さなくていいのに、何も考えられなくなって妄想を勝手に口走ってた。
なんて馬鹿正直なんだと自分でも思う。
なのにあたふたする私とは反対にそこにいる全員が笑い転げた。
ンダホくんなんて独特な笑い声をあげて過呼吸寸前。
…いや、真面目にそう思ってたんですけど…。
A「ッ、そんな変なこと言いましたかね!?」
拗ねたようにいうと
ダーマ「話だと鋭い考え持ってるって聞いたんだけど(笑)」
A「いや、だってまさかそんなこと頼まれるなんて想像できないし…しかも私なんかに言う訳ないかと」
シルク「んにしても別角度に飛躍し過ぎだわ!(笑) 私なんかって言うけど、Aちゃんだから頼んでるんだよ。」
私だから?
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みーみ。(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!嬉しいです! (2022年9月12日 1時) (レス) id: c7074f5561 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新頑張って下さい!応援してます!! (2022年9月11日 10時) (レス) @page15 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月6日 21時