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❤︎ndaho ver.1 ページ10

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(ンダホside)


A「助けて…ダホちゃんッ!」


…え…俺?


愛しい声で呼ばれ思わずその場に立ち上がった


上手く見えてなかったけど視界が広がった今見えるのは高橋が嫌がるAの腕を掴んでることで。



「A!」

居てもたってもいられず腕を大きく振りAの元へと走った



こういうとき痩せてもっと足が速ければよかったと本気で思う




俺が着くまでにシルクが飛び出そうとした男を捕らえ、マサイとザカオが高橋からAを解放してくれていた


「はぁ…はぁ」

A「…ダホちゃん」



到着と同時に俺の胸に飛び込んでくるA


「えっ、ちょ、A?!」


どういう状況?何で俺抱きつかれてんだ?


驚きと嬉しさで動揺が隠せない



シルク「おい、しっかりしろよ」

「あっ…ごめん」



シルクに諭されハッと我に返るとAの肩が震えていて。


喜んでる場合じゃないな



安心させたくて華奢な肩をギュッと抱きしめた


「大丈夫?」

A「うん…来てくれてありがと」


そう俺を見上げるAは可愛くて。



思わず視線を逸らすとその方向からモトキとダーマが歩いてくるのが見えた


高橋「んだよ…お前2人きりでつったろ」

シルク「うるせえ。」


シルクが低い声で高橋を黙らせると

目線で俺に合図をする



お前がAを守れ


そう言われてる気がして。


静かに頷いた



「…A震えてるけど。」


家を出る前の笑顔は俺たちを心配させないための作り笑顔だったんだな


押し寄せる不安と恐怖と戦いながら高橋と話してたんだと分かった



高橋「ちょっと腕掴んだだけだろ」

マサイ「ちょっとじゃねえだろ!」

モトキ「落ち着け。」



興奮するマサイをモトキがなだめる


高橋に視線を戻すとタイミングよく目が合った


高橋「お前も久々だな。あんな格好よかったのにすっかりデブじゃん」

小学校から同じだからむしろ仲良い方ではあった高橋。


今はその面影もないくらい不敵な笑みを浮かべている



分かっててもこういう悪意しかない言われ方はちょっとクるものがある



A「ダホちゃんは今も格好いいよ。勝手に過去形にしないで」


俺の腕にギュッと掴まりながら体の向きを変えると高橋を睨んだ



高橋「…なに熱くなってんの(笑)くだらね」

男「おい。お前上手くいくつったじゃん。約束なんだから金はくれよ」



俺たちにお構いなしで男と高橋が話し始める


「やっぱお前らがやったの」



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時雨(プロフ) - 最高に面白くて、最高にキュンキュンしました!!全員バージョンを書いていただきありがとうございます!!! (3月16日 17時) (レス) @page40 id: afb034bbe3 (このIDを非表示/違反報告)
k.t - 凄かったです!(全エンド) (12月28日 12時) (レス) @page21 id: 8abc010509 (このIDを非表示/違反報告)
- このお話好きです😍早くモトキバージョンの話も見たいです👍 (10月21日 21時) (レス) id: 036ac18394 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ。(プロフ) - SAYさん» ありがとうございます!楽しみにしててください☺️ (10月3日 19時) (レス) id: 83bffff2d8 (このIDを非表示/違反報告)
SAY(プロフ) - よ!待ってました!個人エンドずつなんですね〜!!楽しみ〜シルクver良きです。個人的にマサイ、モトキを楽しみにしてます(^O^) (10月1日 23時) (レス) @page9 id: dae8278df3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みーみ。 | 作成日時:2023年8月14日 23時

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