検索窓
今日:35 hit、昨日:20 hit、合計:10,850 hit

❤︎motoki ver.1 ページ34

.



(モトキside)


A「助けてッ…モトキ!」


Aが俺の名前を呼ぶ声が風に乗って聞こえた


「A…!」

反射的に飛び出し癖の前傾姿勢で全速力で走る


勘違いかもしれないけど。

でもどっちにしろ守りたい思いは変わらないから。



高橋「え、お前…」

俺の姿をみてびっくりしてる高橋

その手はAの華奢な手首を掴んでいて。


「離せよ」

俺の声と同時にシルクたちも出て来る


高橋「…んだよ、みんな居んのかよ」

Aから手を離すと


高橋「てめえも普通に嘘ついてんじゃねえか」

と吐き捨てた


「俺たちが勝手についてきたんだよ。Aは何も言ってない」


そんなAは高橋の声なんか届いてなくて俺にしがみついて震えていて。


「大丈夫?」

A「ん、何とか」

シルク「お前も出てこいよ」


シルクが茂みに隠れる男に声をかける


高橋「あ?お前見つかってんじゃねえよ」

男「仕方ねえだろ。あそこしか無かったんだから」


もう隠す気もなく堂々と繰り広げられる会話


反省も無さそうだしこれはもう確信犯だよね。


「何でAこんな怯えてんの?Aに何したんだよ」

高橋「別に腕掴んだだけだろ。」

A「…録音したの。はやととの会話」


そう言ってポケットからレコーダーを取り出す


男「あ、おい!」

シルク「流出した写真もこのカメラで撮ったんだろ」



証拠写真は削除されたのかフォルダには無いらしい



マサイ「まあ今日のが証拠になれば言い逃れできねえな」

高橋「…は、今更する気もねえよ。」

「あのさあ。人の人生何だと思ってんの?」


いつまでもヘラヘラするこいつの態度に俺の中で何かが切れた


「どういう理由か知らないけどAは深く傷付いたんだよ、お前のエゴのせいで。」

A「モトキ…?」


普段と違う俺の姿にびっくりするメンバー


好きな人傷付けられて、こんな姿見せられて落ち着いてられるわけない


「謝って済む問題じゃないけど人として言うことあるでしょ。同級生だからって関係ないんだけど?」

高橋「な、んだよ。お前熱くなるタイプじゃねえじゃん」

「Aのことなら本気になるよ」

高橋「ッえ、できてんの?そこ(笑)」

「関係ないよね?とにかく許せないんだけど」



鋭く睨むと高橋がたじろいだ


男「おい、無駄話してんなよ。行こうぜ」

シルク「あ?普通に逃がしてもらえると思うなよ」


本気の声でシルクが言い放つ


シルク「これは回収する」



.

❤︎motoki ver.2→←❤︎zakao ver.6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
230人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

時雨(プロフ) - 最高に面白くて、最高にキュンキュンしました!!全員バージョンを書いていただきありがとうございます!!! (3月16日 17時) (レス) @page40 id: afb034bbe3 (このIDを非表示/違反報告)
k.t - 凄かったです!(全エンド) (12月28日 12時) (レス) @page21 id: 8abc010509 (このIDを非表示/違反報告)
- このお話好きです😍早くモトキバージョンの話も見たいです👍 (10月21日 21時) (レス) id: 036ac18394 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ。(プロフ) - SAYさん» ありがとうございます!楽しみにしててください☺️ (10月3日 19時) (レス) id: 83bffff2d8 (このIDを非表示/違反報告)
SAY(プロフ) - よ!待ってました!個人エンドずつなんですね〜!!楽しみ〜シルクver良きです。個人的にマサイ、モトキを楽しみにしてます(^O^) (10月1日 23時) (レス) @page9 id: dae8278df3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みーみ。 | 作成日時:2023年8月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。