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❤︎masai ver.1 ページ22

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(マサイside)



A「助けて…マサイッ!」




俺を呼ぶか細い声で考える前に茂みから身を乗り出す


こういうの出来ないタイプだったのに。

愛しい人のためなら体が勝手に動くみたいだ


「A…!」

高橋の手首をグッとつかむと油断していたのかいとも簡単に離れた


高橋「おまえ…おい、2人だけで来いつったろ」


俺の姿に驚くと状況を把握したのかAを睨んだ

シルク「はいこっちも確保〜」


シルクが隣の茂みに隠れてた男を捕まえて余裕そうに出てくる


「…え、ちょ、A?」

それを見て俺にぎゅっと抱きついてきたA


その体はかすかに震えていて。


…やっぱ怖かったんだな



頼りない俺でも安心させたくてそっと抱きしめ返した

ザカオ「もしもしもっきゅん?もうこっち普通に来てもらって大丈夫だよ」


ザカオの電話で3人も合流する

シルク「A。どうだったんだよ」

A「ん…」


反応からしてやっぱり犯人はこいつか。


高橋「んだよ、みんないるじゃん。てめえ普通に澄ました顔で来やがって」

シルク「おい。お前がA責める資格ねえだろうが」


シルクの圧に高橋がたじろいだ


こういうの言えれば格好いいのにな


自分の弱い心が恨めしくなる


男「あ、おいカメラ返せよ」

シルク「ほら」


シルクが男から無理やり奪ったカメラを俺に渡す


中は仲良さそうに見えるように写ってる高橋とAの写真とイベントの時の写真。


「決定的証拠だな」

高橋「…は。なに、お前俺にそんな態度とるやつだったっけ?」

俺を見下してるような目で見る高橋


中学のとき人気者だった高橋からしたら俺は教室の隅に居るようなやつだったからそう思われても不思議じゃない


「別に。昔のことは関係ないだろ」

高橋「有名になったからって調子のんなよ。こいつら居なかったら人気にならなかったくせに」


そんなの…分かってる。

陰キャで引っ込み思案だった俺がこうやってyoutuberとしてやってこれたのはシルクとかみんなが引っ張ってくれたから。


分かってるけどいざ知り合いに言われると言葉が出てこない


だせえなあ…


言い返せないのがとてつもなく悔しい




パシッ


黙ってると聞こえた乾いた音

高橋「ってぇ…」

「…A…?」

A「何を…マサイの何を知ってんの。」



気付いたら俺の腕の中からすり抜けたAが高橋の頬を叩いていた






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時雨(プロフ) - 最高に面白くて、最高にキュンキュンしました!!全員バージョンを書いていただきありがとうございます!!! (3月16日 17時) (レス) @page40 id: afb034bbe3 (このIDを非表示/違反報告)
k.t - 凄かったです!(全エンド) (12月28日 12時) (レス) @page21 id: 8abc010509 (このIDを非表示/違反報告)
- このお話好きです😍早くモトキバージョンの話も見たいです👍 (10月21日 21時) (レス) id: 036ac18394 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ。(プロフ) - SAYさん» ありがとうございます!楽しみにしててください☺️ (10月3日 19時) (レス) id: 83bffff2d8 (このIDを非表示/違反報告)
SAY(プロフ) - よ!待ってました!個人エンドずつなんですね〜!!楽しみ〜シルクver良きです。個人的にマサイ、モトキを楽しみにしてます(^O^) (10月1日 23時) (レス) @page9 id: dae8278df3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みーみ。 | 作成日時:2023年8月14日 23時

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