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❤︎dama ver.1 ページ16

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(ダーマside)


A「助けて…ダーマぁッ!」


…え。ダーマつった?


遠いから確証が持てないけどそう聞こえた気がして。


モトキ「おい、お前呼んでんぞ」

「え、やっぱ…俺?」


モトキにグッと背中を押され茂みから体が乗り出た


行くっきゃない…よな?



そのまま走り出すと徐々に視界がはっきりしてくる


高橋に掴まれ怯えてるA


本当は俺がそれを離してやりたいけど遠い分時間がかかるから…



「シルク!頼む!」

シルク「おう!」


シルクが抜群の瞬発力で飛び出すとあっという間にAと高橋を引き剥がした


やっとそこに着くとAが駆け寄ってきて。


A「ダーマ…」

「ん。大丈夫か」


チラッと見ると腕には高橋が掴んだ跡がうっすら残っていてそれが怒りが彷彿とさせる


高橋「んだよ…てめえ普通に約束破るんじゃねえよ」


Aに向けて冷たい言葉を放つ高橋


華奢な肩がビクッと跳ね、それが怒りに火を注いで

「おい。言葉に気を付けろよ」


自分でも驚くくらい低い声が出た



男「チッ…」

その間にザカオたちと反対側の草むらから音が聞こえ見ると出口に向かって走っていく男


シルク「モトキ!ダホ!」

ンダホ「任せて!」


巨体で行く先を塞ぐとモトキがそいつを抑える


自分たちのことながら感心するくらい凄えいい連携。


男「いて…何だよ、何もしてねえだろ」

モトキ「じゃあ何で逃げんだよ」



未だに俺の腕にしがみつき震えてるA


ってことは

「やっぱこいつが仕組んでた?」


返事の代わりに頭が縦に動いた



シルクが高橋を抑える手を強める


高橋「いてッ、んだよ。お前らも疑ってなかったわけ?」



元から別に仲が良かったわけではないけど少なくとも誰とでも分け隔てなく話せる優しいヤツだったのは覚えてる


それが素だったのか演じていたのかは分かんねえけど簡単にAを傷つけるほどに


「…落ちぶれたな」



そう感じた


高橋「ッ、うぜ。何も知らねえくせに」


そう言って俺を睨む高橋


「お前だってAのこと何も知らねえだろ」

マサイ「それに俺たちが勝手に見にきただけだ。Aは悪くねえ」

高橋「一緒だろ。」


バカにしたような態度に怒りが募っていく



「あのなあ、Aは…」

A「いいよ、ダーマ。何も言わなくて」

「え?」



反論しようとすると今まで黙ってたAがそう呟いた





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時雨(プロフ) - 最高に面白くて、最高にキュンキュンしました!!全員バージョンを書いていただきありがとうございます!!! (3月16日 17時) (レス) @page40 id: afb034bbe3 (このIDを非表示/違反報告)
k.t - 凄かったです!(全エンド) (12月28日 12時) (レス) @page21 id: 8abc010509 (このIDを非表示/違反報告)
- このお話好きです😍早くモトキバージョンの話も見たいです👍 (10月21日 21時) (レス) id: 036ac18394 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ。(プロフ) - SAYさん» ありがとうございます!楽しみにしててください☺️ (10月3日 19時) (レス) id: 83bffff2d8 (このIDを非表示/違反報告)
SAY(プロフ) - よ!待ってました!個人エンドずつなんですね〜!!楽しみ〜シルクver良きです。個人的にマサイ、モトキを楽しみにしてます(^O^) (10月1日 23時) (レス) @page9 id: dae8278df3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みーみ。 | 作成日時:2023年8月14日 23時

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