❤︎ndaho ver.2 ページ11
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高橋「仕方ねえだろ。Aがこいつら連れてきてたんだから」
ンダホ「なあ俺聞いてんだけど。高橋たちがやったの?」
私を包み込む手が微かに震えてる
…ダホちゃん怒ってる?
高橋「そうだけど?じゃなきゃあんなキレイに写った写真撮れねえだろ(笑)」
震えていた手で拳を作ったのが見えた
ンダホ「…何で?」
高橋「は?」
ンダホ「何でこんなことしたの」
高橋「…何でって」
ンダホ「俺は、小学校のときよく遊んでた高橋がそんなこと思いつくとは思えない」
真っ直ぐな目のンダホにはやとが一瞬言葉をつまらせる
高橋「俺にも色々あんだよ。お前に分かんねえことが」
目が少し泳ぎ顔色にうっすら恐怖の色が見える
やっぱりね…多分脅しに近いようなことを言われてるんだろうな
ンダホ「それがAを巻き込む理由になると思ってる?」
高橋「え?」
ンダホ「Aの気持ち考えたことある?」
「ダホ、ちゃん…?」
普段はこんなに喋ったりしないのに。
メンバーやスタッフに注意したりはするけど責めるような言い方は絶対しない。
自分やメンバーが誹謗中傷された時でさえこんなに言い返したりしないのに。
冷静に怒りを伝える話し方はいつものンダホとはかけ離れていて吃驚する
ンダホ「自分も不安なはずなのにファンの子たちのことと俺たちのことばっか考えて。全員がしなくていい思いしたんだよ」
高橋「んなの…」
ンダホ「知るかって言ったら俺お前でも殴るよ?」
ンダホの勢いに圧倒され黙るはやと
ンダホ「お前がやりたいことやりたい放題やってんのは別に全然いいけど。そのせいでAを、俺の大切な人を傷つけんなよ」
ドクンと胸が大きく鳴った
ンダホ「俺の、好きな人なんだ」
思わず見上げると少し寂しそうに笑う顔と目が合った
ンダホ「Aから笑顔を奪うなら、傷付けるなら誰だとしても許さないよ」
見たことのないンダホの姿に誰もが言葉が出ず静寂に包まれる
男「…え、何これ(笑)何を見せられてんだよ」
男が沈黙を破り渇いた笑いを響かせると
男「おい。帰ろうぜ」
そうはやとに声をかけた
高橋「ん?あ、ああ。」
男「…離せよ」
シルク「カメラは置いてけ。今日のも撮ってたんだろ」
男「ッ…」
反射的にカメラを持つ手に力を込める男
シルク「この状況で逃げれると思ってんの?俺本気で怒ってっけど」
ひるまない姿勢に男の方がたじろいだ
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時雨(プロフ) - 最高に面白くて、最高にキュンキュンしました!!全員バージョンを書いていただきありがとうございます!!! (3月16日 17時) (レス) @page40 id: afb034bbe3 (このIDを非表示/違反報告)
k.t - 凄かったです!(全エンド) (12月28日 12時) (レス) @page21 id: 8abc010509 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - このお話好きです😍早くモトキバージョンの話も見たいです👍 (10月21日 21時) (レス) id: 036ac18394 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ。(プロフ) - SAYさん» ありがとうございます!楽しみにしててください☺️ (10月3日 19時) (レス) id: 83bffff2d8 (このIDを非表示/違反報告)
SAY(プロフ) - よ!待ってました!個人エンドずつなんですね〜!!楽しみ〜シルクver良きです。個人的にマサイ、モトキを楽しみにしてます(^O^) (10月1日 23時) (レス) @page9 id: dae8278df3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2023年8月14日 23時