My Girl3 (ページ48)

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❤︎motoki ページ48

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(モトキside)

3人をおろすとンダホが近くのパーキングに車を停めた

ンダホ「…よし、行こ」

周りを回った時にチラッと見えたAの姿。

ブランコに座ってたのが高橋だな

２つある公園の入り口。

もう一つはシルクたちが居るから…

「ここだな」

反対側の入り口から入りAたちの方へ少し近付く

ダーマ「あ、あいつらあそこにいる」

Aの奥の草むらに目を凝らすと微かに動く3つの影

ンダホ「意外とバレないんだな」

「本人たちは話してるからね」

といっても俺たちはこれ以上近付いたら身を隠す場所ないしバレちゃうから

あっちはあいつらに任せよう

高橋が変な行動したらこっちに逃げてくるだろうし。

「俺たちは何かあったときのための待機だな」

ンダホとダーマが頷いた

とりあえず俺たちが位置についたとシルクたちに連絡をいれる

深呼吸すると2人に意識を集中させた

高橋と2人きりで居ること自体にも嫉妬が顔を出して。

心配も相まって早くAを連れて帰りたくなる

空手始めたきっかけは違うけど、続けた理由はAを守れるくらい強くなりたくてだったな

ダーマ「…なあ、何か…A泣いてね？」

「え？」

物思いにふけっていると神妙そうな声で呟くダーマ

目を細め凝らすと俯き気味なAが見えた

泣いてるかは分からないけどいい雰囲気ではなさそう

「泣いてる？俺から見えないんだけど」

ダーマ「多分だから確証はねえけど目擦った気がした」

タイミングよくAが顔をあげた

良かった。泣いてはないな

まあ相変わらず表情は暗いけど。

ンダホ「大丈夫かな」

心配なのは俺も一緒。

でも根拠はないけど相当な覚悟や勇気を出して高橋と会うことを決めたのは感じてるから。

きっと自分で解決したいんだろうな

ずっとAを見てきたから分かる

「…大丈夫だよ、Aは」

どうかAがこれ以上辛い思いをしませんように。

その想いを込めて様子を見守りながらすっかり暗くなった空を仰いだ

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