My Girl3 (ページ46)

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マサイ、ダーマたちと勝負を繰り返すこと3回

否が応でも時間は過ぎていって今は18時。

そろそろ戻って準備して行かないとなあ

「よしっ！もう行かなきゃ！」

いつもより明るく振る舞う

玄関まで行くと全て中断して後についてくるメンバー

「…そんな皆んなでお見送りしてもらわなくてもいいよ？(笑)」

ンダホ「何か、…何となく」

歯切れの悪さから心配してくれてるのが痛いほど伝わる

「大丈夫だよ〜はやとと会うだけだし。はやとがやったわけじゃないもん」

シルク「それは分かんねえじゃん」

「そうだけど、会う前から疑ったら可哀想でしょ？」

って口では言っても不安は募っていって。

いつも以上にみんなと離れたくないなあ

その気持ちの表れかすぐに履けるサンダルをわざと時間をかけて履いた

「よしっ！じゃあ…。いってきます」

振り向くと私より少し暗い顔のみんなにピースサインを広げる

マサイ「すぐ近くにいるからな」

モトキ「何かあったらちゃんと合図出してね？」

「うん分かった。また後でね」

今出来る精一杯の笑顔でドアの隙間から手を振る

うん、大丈夫。朝より落ち着いてる

家に戻り軽く着替えると財布や携帯など必要最低限をカバンに詰めた

タクシーを呼びエントランスから乗り込む

「中道公園までお願いします」

写真を流した人が分かったら、その人にやめてくれって頼めたら。

また楽しい毎日が待ってる

窓の外を眺めながらぼんやりと期待を込めた

タクシーを降り公園の中心部へと急ぐと１つの人影が見える

もう日も沈めかけていて少し視界が悪くなってもやっぱり元カレは一発で分かるもんだなあ

高橋「おう」

「ごめん遅れた？」

高橋「いや、ピッタリ」

そう言ってはやとがニカッと笑った

「良かった。あ、で、DMでも言ったことなんだけど…」

高橋「その前にさ、」

用件を伝えようとすると遮られる会話

高橋「やっぱ俺とより戻す気はない？」

「なに…言ってんの？前も言ったけど無いよ。」

高橋「写真が出回ってるんだからさ、もういっそ事実ですって言った方がこれ以上変な噂立てられねえだろ？」

「いや、これは違います。って言えばみんな分かってくれるよ。だからそのためにこれ流した人を探してるんでしょ？」

そう言うとはやとが黙り込む

刹那、風に乗って聞こえた小さな小さな音

え、今…舌打ちした…？

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