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❤︎zakao ページ40

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(ザカオside)


浮かない顔をして入ってきたA

高橋のストーリー見る限り確信犯な気がするけど。


でもAは多分俺たちより情があるから疑ってなくて。


A「何か知ってるかもしれない」

そう言ってメッセージを送った


返ってきた画面には

"直接会うなら教えてあげる"


A「…会うなら教えるって」

シルク「もう会わねえ約束だろ。行かせらんねえ」


シルクの言葉に全員が賛同する



A「でも…、解決できるならしたいよ。弁明できないままだと私動画にも出られない」

シルク「…じゃあ俺も行く。高橋にそう伝えて」


本当は俺も行きたいけど、ここはリーダーに任せるべきなのは分かるから。


A「え…」

「どした?」


無言で見せられた画面には高橋からの返事が映し出されていた


"2人じゃないと教えない"

「2人じゃないとって…何なんだよこいつ!」


怒りが湧き上がってくる


A「…私会ってくる」

ンダホ「だめ」

A「自分たちじゃ何も分からないんだよ?小さいことでもはやとに教えてもらわないと」

ダーマ「ファンのこと考えんのは分かるけどさ、焦っても仕方ねえだろ」

A「でも他にツテある?SNSからは流した人分かんないし」



詰まっているのは確かでダーマが黙り込んだ


A「イベントの時も、ちゃんと言ったら分かってくれたし…大丈夫だよ。仮にも彼氏だったんだもん」


彼氏という言葉が全員に重くのしかかる


シルク「会う時間と場所は必ず教えろ、いいな?」

A「うん分かった」


そう言うと高橋に了承の返事をかえした


「A…」

A「ん?あ、…ザカちゃん心配してくれてありがとう」

「うんかなり心配」


少し考えたような表情を見せると俺の手をぎゅっと握るA


A「不思議だよね。こうやってると緊張や不安は和らいでいくんだ」


そう笑い眉を下げた


それどう言う意味?

期待させるなら…俺に守らせてよ。

そう聞けるはずもなく





「…1人で気負わないでね」

A「うんありがとう。」


代わりにぎゅっと握り返す



ああやって言ってたけど不安のほうが強いんだろう


小さな手は微かに震えていて。


早くこの件は終わらせないと。

ちゃんと守ってあげないと。



Aと話しながらその震えがおさまるまでその手は離さずにいた



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みーみ。(プロフ) - れいかさん» ありがとうございます😢💓少しずつですが、頑張ります☺️ (7月3日 19時) (レス) id: 83bffff2d8 (このIDを非表示/違反報告)
れいか(プロフ) - 毎日楽しみにしてます💖頑張ってください😸🫶🏻 (7月2日 22時) (レス) @page19 id: 4260744e49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みーみ。 | 作成日時:2023年6月13日 19時

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