My Girl3 (ページ38)

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東京までの帰り道もメンバーによる過剰な護衛のおかげで無事家まで着いた

「じゃあ…ありがとうみんな」

シルク「夜、マサイん家集合な？」

頷くと2日ぶりの家へと戻る

ソファに座るとDMを開きはやととのやりとりを見返してみた

突然きた連絡。

言い方もあまりに不自然なことが多すぎて単に会いたかったってだけだとは思えない

でも会ったとき、最後の別れ際は昔のはやとのままで。

「何か知ってるか聞くだけだもんね…！」

そう言い聞かせ深呼吸をする

気を強くもたなきゃ。

気合いを入れるとマサイの家へ向かう

シルク「お、来たな。」

「早くファンのみんなを安心させたいから」

当事者が逃げちゃだめだ

携帯をぎゅっと握る

シルク「…無理に関わんなくていいから」

「ん、大丈夫。DMしてみる」

"聞きたいことがある"

一言。端的に用件だけ伝えた

既読は思ったよりすぐ付いて。

"連絡しないんじゃなかったっけ？(笑)なにー？"

ダーマ「何か鼻につく言い方だな」

「連絡しないでって私が言ったから…」

"私とはやとの写真が出回ってるの。何か知らない？"

"知らないよ。つかそれ俺も被害者じゃねえの？"

確かに。もし関与してないなら一般のはやとの方が被害者な気もする

「やっぱ、はやとじゃないかも」

マサイ「嘘ついてるとかは？」

「分かんないけど、でも本当だったら可哀想だし」

"何のやつが出回ってんの？"

"この前のイベントのときのやつ"

ンダホ「何か本当に知らなそうだな」

"あーあの時か。俺も気になるから調べてみるよ"

「はやとも調べるって」

シルク「マサイたちは？何か分かった？」

マサイ「いや、何も。でも週刊誌のときと写真同じだから」

シルク「ああ。多分同一人物。事務所から再度聞いてもらったけど記者からは教えてもらえなかった」

はやとじゃなかったら一体誰が…

まさかファンの子？…そんなわけないよね。

大好きなファンの人を疑ってしまう自分が嫌になる

ずっと応援してくれてるのに。

「私も調べる」

Twitterを開くと否が応でも目に入る批判や絶望の声

それを掻き分け必死に情報を検索するけど何も出てこなくて。

シルク「焦んなよ？すぐ見つかるもんでもねえからな」

「…うん。」

これ以上ファンの人を疑う自分にならないように自分で解決しないと。

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