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運転するダホちゃんの隣で静かに外を眺める
言いたいことはあるはずだけど気を遣ってるのか全員が無言で。
気まずい空気にさせて申し訳なくなる
でも、言わなきゃだよね。
「……帰ったらちゃんと話すね」
みんなの顔を見れなくて俯いたまま告げると
シルク「…ああ。」
代表してシルクから短く返事がきた
駐車場から真っ直ぐマサイの家に戻る
床に座ろうとすると
モトキ「ソファ座りな?疲れたでしょ」
そう促された
優しさで泣きそうになるのをグッと堪え口をゆっくり開く
「えっと…ごめん」
シルク「何で謝るんだよ。俺らが聞きたいのは謝罪じゃねえ」
…そうだよね。
「…最近はやとから会いたいみたいなDMよく来るようになって。ずっと無理って言い続けたり無視したりしてたんだけど…イベントのとき、会場まで来たから会いたいって言われてそれで…」
ダーマ「そんときは会えないって言わなかったの」
「言ったんだけど…その、」
みんなの知ってるはやとじゃない。そう言いかけて一瞬言葉が止まった
中学のとき仲良しグループではなかったとはいえ、今の姿を伝えたら人気者だったはやとの印象はきっとガラリと変わる
恋心はもう一切ないけどそれはちょっと同情心が芽生えて。
ンダホ「言いにくい?」
私を心配そうに見つめるンダホ
シルク「言いにくくてもこうなったら言うべきじゃねえの?」
シルクがぶっきらぼうな口調で言い放った
厳しい言葉だけどきっとリーダーとして向き合おうとしてくれてるのが伝わってくる
「…会えないならファンの前で騒ぐって脅されて…」
モトキ「は?」
モトキの初めて聞くくらい低い声が耳を掠った
ザカオ「え、はやとって高橋だよね?そんなこと言うやつだっけ」
シルク「高校で悪い先輩たちと絡むようになったとは聞いたことあるけどな」
何も言えず下を向く
モトキ「脅すとか有り得ないんだけど。」
「っ…でも本当に騒がれたら困るから5分だけ会って…」
ンダホ「それもしかして1人で外行ったとき?」
問いにコクンと頷いた
シルク「…んで?会って何言われたの」
そのときの状況を全部伝える
最後に触れられたときを撮られたことも。
「……隠しててごめんなさい」
シルク「とりあえずもう会うな。あと今後連絡きたら必ず報告しろ」
「うん分かった」
聞いている全員からふつふつと怒りが沸いてるのが分かった
「本当に…ごめん」
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みーみ。(プロフ) - れいかさん» ありがとうございます😢💓少しずつですが、頑張ります☺️ (7月3日 19時) (レス) id: 83bffff2d8 (このIDを非表示/違反報告)
れいか(プロフ) - 毎日楽しみにしてます💖頑張ってください😸🫶🏻 (7月2日 22時) (レス) @page19 id: 4260744e49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2023年6月13日 19時