❤︎zakao ページ24
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(ザカオside)
Aがバタバタと出ていく
「どうしたんだろうね」
モトキ「何か深刻そうだったけど」
ちらっとシルクのほうを見る
こういうときみんなが口々に心配の言葉を募らせる中リーダーは何も言わない
何を考えているかはバカな俺じゃ分かんないけど。
まあ何か色々思うことがあるんだろうな
気にしながらAの帰りをみんなで待っていると
シルク「…バディさんから電話」
かかってきた電話に恐る恐る出るシルク
シルク「はい、はい。え?スピーカー?あ、はい」
携帯を囲むようにみんなで円になる
バディ「時間が今ないので一斉にお伝えしますね。サクラさんが男性と2人でいるところが撮られたみたいでその記事が明日出るんです。サクラさんも一緒にこれから役員と出版社の人と会議です。取り急ぎご報告です」
………言葉が出ない
男って誰?いつ?何で?
シルク「…男って俺たちの誰かと見間違いとかじゃないんすか?」
バディ「写真にちゃんと顔写ってるので違いますね。サクラさんにも事実確認しました。まあ訳ありっぽいですが…とりあえず会議の結果はまたお伝えします。」
電話が切れても全員がしばらく放心状態で。
マサイ「男って…誰だよ」
「…あ、兄クロードとか?」
シルク「兄貴だったら別に撮られたとこで平気だろ。動画でもよく言ってるし」
相手のやつが誰だかは分からないけど、今1番気になるのは
モトキ「A大丈夫かな」
そう。Aの精神状態。
普段からファンや俺たちを常に最優先してるA
きっと俺たちに迷惑かけたって思い込んでる
ンダホ「俺、事務所行ってくる。Aが心配」
マサイ「俺もいく」
シルク「どうせみんな行くって言うんだから全員で行こうぜ」
ンダホカーに乗って事務所へと急いだ
着いた時にはすでに会議は終わっていて。
記事の掲載はやめてくれるらしい
会議室の椅子に座っていたAはいつもの明るさはなく一点を見つめ唇を噛み締めていた
「…A」
俺たちに気付くと今にも泣きそうな声で
A「…ごめん」
そう一言呟いた。
聞きたいことは色々あるけどAの姿を見たら聞けるはずなくて。
そんな辛そうな顔しないでよ
シルク「…帰んぞA」
椅子から立ちあがろうとしないAに手を差し出すとゆっくり小さな手が乗っかる
言葉の代わりにその手をぎゅっと包み込んだ
大丈夫だよ。
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みーみ。(プロフ) - れいかさん» ありがとうございます😢💓少しずつですが、頑張ります☺️ (7月3日 19時) (レス) id: 83bffff2d8 (このIDを非表示/違反報告)
れいか(プロフ) - 毎日楽しみにしてます💖頑張ってください😸🫶🏻 (7月2日 22時) (レス) @page19 id: 4260744e49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2023年6月13日 19時