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シルク「じゃあ俺たちずっと前から知ってたんだな」
シルクが郷愁に駆られたような表情で笑う
「そんな偶然、ある、んだ」
奇跡に近い出来ごとに驚きを隠せない
「夢でね、何度も出て来たの。でもその男の子の顔はいつも思い出せなくて。」
シルク「俺もAの話聞くまではあの時のことなんて思い出さなかった。」
話しながら2人で誰も居ない砂場へと歩んでいく
シルク「ってことはA、葛飾に住んでたんだ?」
「そうなるよね。転勤ばっかで小学校前は幼稚園とかも入らなかったから、自分がどこに住んでたとか全然分かんないんだけど(笑)」
砂場の淵に並んでしゃがみ込んだ
「シルクは、昔からずっと守ってくれたんだね」
「んーそうか?分かんねえけど、そういうことにしといて(笑)」
そう言うと照れくさそうに笑顔を溢す
シルク「じゃあさ、俺がここで言った言葉覚えてる?」
「うん、もちろん」
そう伝えると彼の顔が少し紅くなった気がした
シルク「まだ付き合ったばっかだし、仕事も特殊だからすぐにとは言えないけど。まあその年齢的にも、考えてないわけじゃないから…」
彼の言葉に相槌をうつ
シルク「…は(笑)ちょ、まって恥ずかしすぎねえ?(笑)」
たじろぐ姿に吹き出す
シルク「やっぱあの言葉は後にとっとくわ…(笑)」
「焦ってるの初めて見たよ(笑)」
うるせぇと言いながら私の手を握るシルク
シルク「A、大人になっても俺が守ってやるよ」
夢で何度も繰り返された言葉
あの時の男の子と目の前にいるシルクが重なる
私の初恋。そして20年以上経った今、その初恋が続きを紡いでいる
気持ちがリンクした
「うん!約束だよッ!」
約束* 〜 Fin〜
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みーみ。(プロフ) - みことさん» ありがとうございます!頑張ります(*´∀`)♪ (2022年10月9日 19時) (レス) id: 83bffff2d8 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 初コメです!すごく面白いです!シルクがかっこ良すぎます🫣これからも投稿楽しみにしてます!! (2022年10月9日 3時) (レス) @page10 id: fce29c8a64 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ。(プロフ) - まゆさん» そう言っていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます(^^) (2022年10月8日 20時) (レス) id: 83bffff2d8 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - うわぁん〜・゜・(つД`)・゜・シルクさんがとても優しくてかっこよくて涙が出そうになりました!!みーみ。さんの話めっちゃ好きでファンになりました!これからどうなって行くのかめっちゃ楽しみです!これからも更新頑張って下さい( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ (2022年10月8日 18時) (レス) @page9 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年10月4日 20時