ゆるギャルと不憫。 (ページ9)

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｢なんでさ、この委員会に入ろうって思ったの｣

委員会入りたいなら別にこれじゃなくてもいいだろ

『うーん、読書は好きだよ！けど根本的な理由なさっきと変わんないかな〜』

｢......あっそ｣

『え〜？せっかく答えたのにその対応は冷たすぎない〜？もうぴえんだよ〜🥺』

｢うるさい、さっさといくぞ｣

『え！ちょっと待ってよ〜』

__________

『ねぇ、何曜日がいい？』

｢えぇ...じゃあ金曜｣

『おけまる〜...はい、金曜にしてきたー』

｢...あーめんどくさ｣

『そう〜？私は金曜日が楽しみになっちゃった』

｢...ふーん｣

『あ、終わったみたい、よっしゃ帰ろ〜』

やっと憂鬱な時間から解放だ

『あれ？ほくぴもこっち？』

嘘だろ

｢......はぁ〜｣(ため息)

『わーい、一緒に帰ろ！』

__________

｢なんでここに引っ越してきたの｣

『えっとね〜、私生まれた所は日本なんだけど小中高校はイギリスの学校に通ってたの〜だけどパパの仕事の影響でこっちに戻ってきたの！やっぱり日本のご飯は美味しいよね〜！』

｢帰国子女なんだ、あーだから英語ができるのか｣

『そーゆーこと！てか私フランスのクォーターだからこの金髪は地毛なの〜別にギャルになろうとは思ってないから！口調はたまたま知り合いがギャルだったから移っただけ〜』

｢へぇ、意外｣

確かによくよく見たら目は青みがかってるし色白かも
って何俺ジロジロ見てんだよ。

｢あ、家ついた｣

話が盛り上がっていたから家ついたことに気づかなかった

『意外と学校から近いね〜いいなぁ！私電車だから大変だよ』

｢......駅まで送ってく｣

『え！いいよいいよ〜まだ明るいから平気だし!!』

｢いいから行くよ、ほら置いてくよ？｣

『ごめんね〜ありがとう！』

別にまだ話したかったとかそういうのでは無いから。