ゆるギャルと不憫。 (ページ42)

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〈さーいよいよ始まりました！最終種目男子リレー!!〉

慎太郎｢いいなー！俺も出たかった｣

高地｢ふざけて足怪我するからでしょ笑｣

大我｢樹たちの青軍は今1位じゃん｣

高地｢Aちゃんの黒軍は...｣

『今3位か...』

青軍速いな...

〈おーっと黒軍！ここで赤軍を抜き2位に！今だ青軍の1位は変わりません！〉

ジェシー｢あー！俺らのところ抜かれた...｣

〈さぁいよいよリレーはアンカーに！〉

〈最初に青軍がバトンを渡し、数秒遅れて黒軍にもバトンが渡りました！！〉

『頑張れー！田中くんー！』

大我｢樹のこと応援しちゃっていいの？｣

『田中くんに応援してって言われたから一応...』

北斗には申し訳ないけど田中くんの約束があるからな...

〈2位の黒軍！じわじわと1位の青軍との差を縮めています！〉

慎太郎｢でも北斗どんどん追い上げてきてる！！｣

大我｢北斗、橘さんに応援してもらったら多分もっと速く走るよ、誰だって大事な人に応援されたら嬉しいものでしょ｣

なんて、真剣な声でそう言われた

ジェシー｢多分ってか絶対！！HAHAHA！！｣

きっと

北斗は私のことを大事に思ってるか、なんて聞いても絶対そんなことないって言うと思うしいつも冷たいしなんも効果なんてないけど、

ごめん、田中くん。

『頑張れ！北斗！！！！』

大我｢やっぱり、そうだと思った｣

今だけは

大事な人を応援させて