ゆるギャルと不憫。 (ページ32)

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『ん〜何買っていこ...』

暑いし、冷たいものがいいよね...けどジュースは安直かな。

『そーだ！かき氷にしよ〜』

〈おねーさーん、今1人〜？俺らと一緒に遊ばね？〉

なにこれ、ナンパされてる？

とりあえず断って早く帰らなきゃ

『ごめんなさい〜人待たせてるんで...』

〈まーまー、そんなこと言わずに〜笑笑〉

なんで断ってるのに粘るー？

『もう行かなくちゃなんですよ〜笑』

途端に腰に手が当てられる感触。

〈おねーさん可愛いからもっとしゃべろーよ？〉

あーあ、最悪だなぁ...せっかくさっきまで楽しかったのに。

誰か来てくれないかなぁ、北斗とか。まぁあの人が来るわけないんだけどさ〜

｢...すみません、俺のに何か用ですか？｣

えっ

『え、ちょ｢道案内なら俺が喜んでやりますけど？｣

〈ちぇっ...〉

『な、なんでここに北斗いるの！？』

絶対来るわけないと思ってたのに...

てかなんかお説教始まっちゃった

｢俺の労力返してマジで。｣

『ほんとごめん、でもありがと北斗』

｢まぁ、そのかき氷に免じて許してあげるよ｣

かき氷で許してくれるんかい。

でも大変申し訳ないんだけど

『ごめんちょっと溶けたかも』

｢最悪すぎ笑ほら、席戻ろ｣

あぁ、

本当に北斗は私のヒーローだね。