ゆるギャルと不憫。 (ページ2)

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急に転校が決まった私
高二からとか皆グループできてるよなぁ、友達できるかな、とりあえずありきたりな挨拶しとこ〜

｢はじめまして〜、橘Aです〜よろしく〜｣

松村の隣と言われて新しい担任の視線を追うと窓際に顔が整ってる男の子が1人。

『よろしく〜ねーねー名前は〜？』

まずは名前を聞かなくては

｢......｣

あれ〜？初っ端から無視ですか〜？流石のAちゃんも悲しいぞ？あっ、こっちの名前聞いてないから喋ってれないのか！！

『あ、ごめん〜改めて橘Aだからよろしくねー私の誕生日は10月18日で〜好きな色は白で〜』

｢元から聞いてない！！｣

でもしっかり聞いてたから喋ってるもんね、さて、いまが名前聞くチャンスかな〜？

『やっと聞いたね、で、名前は〜？』

｢......松村北斗。｣

北斗、ホクト、ほくと、

『おけまる〜じゃあほくぴね』

おぉ我ながらいいセンスだ

｢......は？｣

気にしない気にしない〜無視無視〜

さてとさてと次の準備をしなくては、、、
あれ、授業なんだっけ
まぁ隣の人に聞けばいいか〜

『最初の授業何〜？』

｢...数学｣

呆れながらも教えてくれたほくぴ
意外に優しい((

てことで教科書を探さねば、、、あれ？あれれ？入れたよね？入れてたよね？...入れてきてない。

どうしよう橘A最大のピンチ
誰かに見せてもらわねば、、、、まぁ隣に頼めばいいか〜

『ねーねーほくぴ数学の教科書忘れちゃったから見せて〜？｣

｢......は？｣