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「かっちゃんが告白してくれて、私が本当のことを伝えた時、それでもかっちゃんが『後悔なんざしねぇ』って言ってくれて、本当に嬉しかった。でも今はそれが辛い。かっちゃんが後悔してもしなくても、私がこの先どう足掻いても、傍に居られないのが本当に嫌」
「俺だって、一緒に居られないのはやだわ」
Aの人生は多分、後三年で終わる。けれど俺の人生は、この先何十年と続くと思う。俺はその長い人生の中で、ずっとAを忘れることが出来ないまま一人で生きていかなきゃならない。
Aに何もしてやれないまま、ただ一人で。
「だから別れよう。今ならまだ、引き返せると思う。私はかっちゃんがナンバーワンになる夢の邪魔をしたくない」
「……っ、嫌だわ」
「お願い、かっちゃん」
俺があの時どんな覚悟で告白したか。
五年しか生きられないという事実を、どれだけ受け入れたく無かったか。
俺がどれだけ、Aが好きだと思ってんのか。
コイツは何も、分かってない。
「……ふざけんなや」
俺はそう呟いて、ついに泣き出したAを抱きしめる。優しくするつもりなんてもう無かった。
「どうせ傍に居られなくなるなら、Aが死ぬ直前まで一緒に居たい」
「私は嫌」
「邪魔になんてなるわけねぇだろが」
「そんな保証、どこにもないでしょ」
「いいって言うまで離さねぇかんな」
辛い思い出で終わるよりも、楽しい思い出しか思い出せなくなるくらいがいい。俺は後悔しない。それだけは絶対に言える。
「俺だけは、Aが後三年しか生きられないのを知ってる。だから最期まで一緒にいたっていいだろ」
好きだ、と何度伝えたか分からない言葉を零す。やがてAが折れるまで、何度も何度もそう繰り返して、その頃には二人して、涙でぐちゃぐちゃだった。
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せいの - ご馳走様でした。。。。 キュンキュンした。。。。あーーー、すきィィィ！！！感情輸入し過ぎるくらいした。。。。あーーん 読み終わった後の心地よさが最高。心地良すぎて言葉にできへん 端的に言うとすきです。 (2022年3月28日 1時) (
レス) @page40 id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
ひゅうが(プロフ) - この話を見つけて数時間かけてですが全話読ませていただきました。萌えすぎて暴れたり、キュンキュンしまくったり…最後は爆豪くんの成長や、夢主ちゃんの最後などなどを見て泣きました。素晴らしい作品をありがとうございました。 (2021年8月26日 21時) (レス) id: 36c4c30ff3 (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - とぎさん» コメントありがとうございます。遅い時間まで読んで頂けて凄く嬉しいです。返信が遅くなってしまい今更かとは思いますが、ゆっくり休んでくださいね！ 泣けると言っていただけて本当に嬉しいです、こちらこそありがとうございました！ (2021年8月21日 22時) (レス) id: 97c93646fa (このIDを非表示/違反報告)
とぎ(プロフ) - こんな時間にごめんさい。昨日からずっと寝ずに読み続けて今全シリーズ読み終わりました。久しぶりにとても泣ける作品で良かったです。水澄ちゃんらの心情にもとても泣きました。とてもいい作品を読ませてくださりありがとうございました。お疲れ様でした！ (2021年8月20日 4時) (レス) id: 9d85423f3d (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - 結城さん» コメントありがとうございます。感動したと言っていただけて嬉しいです、こちらこそありがとうございました！ (2021年8月17日 11時) (レス) id: 97c93646fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華々宮 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kgmy_novel/
作成日時：2021年7月11日 11時
