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個性把握テスト、そして翌日の戦闘訓練も含め、Aは普遍的なやつだった。
強いて言うならば、洞察力が優れているくらい。真っ先に轟のチームを選んだり、葉隠が凍えていることに気が付いたり、俺のことを気にかけてきたり。
挙句の果てには、戦闘訓練の後に俺とデクが話している所にまでやってきて、物陰で野次馬をしていた。
恐らくデクは気付いていなかっただろうが、俺がどれだけムカついたことか。
ストレス発散と、ついでにそんな奇妙な性格が少し気になったことあって、俺はそのまま、Aを連れてゲーセンに行った。
ゲーセンは存外楽しかったが、異性と二人出かけても平然としている様子がやっぱり奇妙だと思えた。
親しみやすい上鳴や切島ならともかく、俺相手によくいつも通りでいられるよな。と。
そんな所がどうしようもなく気になって、気付いたら目で追ってて。
体育祭の騎馬戦を組む時も声をかけたし、比較的積極的に絡むようにしていた。
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体育祭の振替休日にも声をかけて、職場体験の行き先を決めるのも手伝った。
傍から見りゃ付き合っているようなものだったと思うし、それに悪い気はしていなかった。
しかし告白をしようとは思っていなかった。そのうちこいつから。なんてらしくなく奥手な考えでいたら、いつの間にかAの隣には、轟が居座っていた。
自業自得だと、最初は思った。
それから、ヒーローになるためにここまで来ているのに、一体俺は何をしようとしていたのか。と。
馬鹿らしくなって、避けようと思っていた。けれどどうしても、目で追ってしまうのだ。
保須事件の時には、気付いたら電話をかけている自分がいて、諦めることなんて出来ないと、嫌でも思ったのだ。
不幸中の幸いとでもいうべきか、俺はAと轟が付き合うことになった時、その場にいた。だから二人の関係が期間限定という事を、俺は知っていたのだ。
そしてAは、轟の事がそれほど好きなようには見えなかった。
それでも期間限定という謎の制約を付けて付き合っていたこと。
そこは少し気になったが、二人が別れるタイミングを、俺は伺っていたのだ。
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せいの - ご馳走様でした。。。。 キュンキュンした。。。。あーーー、すきィィィ！！！感情輸入し過ぎるくらいした。。。。あーーん 読み終わった後の心地よさが最高。心地良すぎて言葉にできへん 端的に言うとすきです。 (2022年3月28日 1時) (
レス) @page40 id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
ひゅうが(プロフ) - この話を見つけて数時間かけてですが全話読ませていただきました。萌えすぎて暴れたり、キュンキュンしまくったり…最後は爆豪くんの成長や、夢主ちゃんの最後などなどを見て泣きました。素晴らしい作品をありがとうございました。 (2021年8月26日 21時) (レス) id: 36c4c30ff3 (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - とぎさん» コメントありがとうございます。遅い時間まで読んで頂けて凄く嬉しいです。返信が遅くなってしまい今更かとは思いますが、ゆっくり休んでくださいね！ 泣けると言っていただけて本当に嬉しいです、こちらこそありがとうございました！ (2021年8月21日 22時) (レス) id: 97c93646fa (このIDを非表示/違反報告)
とぎ(プロフ) - こんな時間にごめんさい。昨日からずっと寝ずに読み続けて今全シリーズ読み終わりました。久しぶりにとても泣ける作品で良かったです。水澄ちゃんらの心情にもとても泣きました。とてもいい作品を読ませてくださりありがとうございました。お疲れ様でした！ (2021年8月20日 4時) (レス) id: 9d85423f3d (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - 結城さん» コメントありがとうございます。感動したと言っていただけて嬉しいです、こちらこそありがとうございました！ (2021年8月17日 11時) (レス) id: 97c93646fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華々宮 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kgmy_novel/
作成日時：2021年7月11日 11時
