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43Fr ページ45





唯「……おい。いつまで体育座りしてるつもりだ?」


先の騒動から数分

どんよりとした雰囲気を撒き散らす竜ヶ崎君に声をかける


真「まあまあ、落ち着いてユイ。……大丈夫?竜ヶ崎君」

怜「だから僕は泳がないって言ったんだ……!」

渚「怜ちゃんごめんね……。泳げないなら言ってくれれば良かったのに……」


しょんぼりとしながら謝るのはナギ
そっか。誘ったのはナギ、か……


怜「言える訳無いじゃ無いですか!!
そんなの僕のび(唯「美意識に反する」

唯「だろ?」

反射的に台詞の先をとる
う〜ん。凛並に分かりやすい……


怜「な、なんで……!」


突然顔上げたから何だ思えば
そんなどうでも良いこと?


飛び込みに失敗すると最悪、命に関わる

それを知っていて気にする事が美意識だったら……

真「鮫柄には俺から話しておくよ」

遙「唯季、落ち着け。怒るな」

ポンッと置かれた手とマコの声で我にかえるどうやら無意識のうちに苛々してたみたいだ


江「……唯季先輩でも怒る事ってあるんですね」

しみじみと呟いた江
そんなに意外かな?

そんな事より……と、思考を切り替える


ピタ、ピタ、ピタッ


後ろから聞こえてくる足音
プールサイドだからいつもと違う

唯「……来たか」

段々速くなる
本人は押し殺してるつもりかも知れないけど……


途中で踏み切る音がする
それに合わせてしゃがみ、横に逸れる

空「ヒャッ!あっぶな!ユイユイ酷い!!」

唯「自業自得。プールサイドを走るな。そんな事小学生でも分かるぞ?」


まぁご察しの通り、空が突っ込んできた

曲がりなりにもスポーツ選手なので床に頭を打つなんて失態はしなかった

渚「空ちゃん!どうしたの?」

空「ん?あぁ、ユイユイに用があったん(唯「断る」
……せめて最後まで言わせてよ」

唯「嫌だ!!」


空が言い終わる前に回答をする
どうせ、さっきと同じ内容だっ……


真「……珍しい。ユイがこんなに嫌がるなんて……!」

驚いた様に僕をみる
だって!!嫌なの!!

遙「空は何を唯季に頼みに来たんだ?」

余計な事をっ……!!

空「ナイス、ハルハル!!ユイユイに『競争しよ?』ってさっき言ったんだけど……」唯「絶対い・や・だっ!」


空「……って感じで」

空がそう締める

一同……と言ってもハル、マコ、それから盗み聞きしてた凛だが__から「あぁ……」と納得したような声が漏れる



まっ、別に泳ぐのは構わないけど……
絶対泳ぐことになるんだけど……

競争は嫌っ!

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みゃあ(プロフ) - あかりんごさん» そう言ってもらえて嬉しいです。ありがとうございます<(_ _*)> (2014年8月27日 17時) (レス) id: 1b9d36b128 (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご - おもしろすぎww (2014年8月27日 15時) (レス) id: b1a693c859 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゃあ | 作成日時:2013年10月16日 0時

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