33Fr ページ35
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今日も呆れるくらいの晴天
但し、いつもと違う点が……
遥「水……!!」
そう。
岩鳶高校のプールに水が入っているのだ
そりゃもう目をキラッキラさせてるわけで
いつ飛び込むんじゃ……、と心配で仕方がない
真「ユイ、ハル？ほら此方来て」
呆れ気味のマコにジャージの裾を引っ張られる
僕は犬じゃ無いのに……
天「それじゃ！水泳部の設立を記念してっ!!」
「カンパーイ!!」
僕とハルを除いた全員が声を合わせる
皆、楽しそう
天「まだ泳ぐには肌寒いけど、試験的に水を張ってみたの！」
いつも通り日傘片手に話す天方先生
……邪魔じゃ無いのかな？
天「あとは、はいっ!!」
固形塩素剤を一人一個渡される
プール開き的な？
正式だったら、塩とお酒なんだけどな……
そんな事を思いながら受けとる
何だかんだ僕もテンションが高めらしい
せーのっ!!、なんて言いながら皆で投げ入れる
渚「あと、どのくらいで泳げるかな？」
真「う〜ん……。どうだろう？」
明るい声ではしゃぐマコやナギ
そんな様子をどこか一歩引いて見てる感覚に陥る
江「私達で考えても分かりませんよ！ここは唯季先輩に」
真「それもそっか。おーい、ユi……ってハル!?」
不思議だ……。
とか思いながらその感覚に身を委ねていた僕はマコの声で我に帰る
そうだ!!ハル!!
ほぼ反射的に腕を伸ばす
でも、時既に遅し
飛び込み台から綺麗なフォームで入っていくハル
指先が虚空を掴む
当然、バランスなんて取れなくて
バッシャーン
渚「わっ！大丈夫？ユイちゃん!!」
真「ユイまで……ﾊｧー」
……落ちる前に江の黄色い叫び声が聞こえたのは聞き間違いだろうか？
まっ、いっか。
冷たい水の感覚に意識を向ける
うん……！
やっぱりこうでないと
徐に目を閉じる
微かに聞こえる水の音
渚「気持ちよさそうにしてるね、二人共」
真「そうだけど……。早く上がんないと風邪引くよ」
江「って、唯季先輩っ!!下着透けてます!!それに二人共唇紫色!!」
そいや、僕ジャージだっけ
ハルは水着だけど
……着てくれば良かったかなぁ
なんて思いながら、青い空間へ沈む
どうやらハルも泳ぎ出したようで
何と無く水の流れで分かる
真「うわぁー!!ハル、ユイっ!!」
江「私、網取ってきます!!」
真「えっ、網!?」
賑やかだな
こんな日々が続けば良いな、なんて
柄にも無い事を思った
とある日常の一コマ
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みゃあ(プロフ) - あかりんごさん» そう言ってもらえて嬉しいです。ありがとうございます<(_ _*)> (2014年8月27日 17時) (
レス) id: 1b9d36b128 (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご - おもしろすぎww (2014年8月27日 15時) (レス) id: b1a693c859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゃあ | 作成日時：2013年10月16日 0時
