52話 ページ11
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『……ん…ふぁ〜〜…』
体を起こし、右に顔を向ける。
二人はまだ爆睡中で、仲良く寝ている。
珍しくキルアよりも先に起きれた事に小さな感動を持ちながら、自分の携帯の画面を覗き込んだ。
『まだ4時か…
って4時⁉』←
早起きできて清々しい、というよりも
オールした気分になって少々困惑する。
でもなんかワクワクする…‼
ほら、こんな時間帯に起きてる人って少ないじゃん？
今起きてるのが私だけだと考えたら、なんだか楽しくなってくることって無い？
………無いか。←
私はベッドから降りて、お風呂に入る。
所謂"朝シャン"だ。
そういえば、朝シャンしたのは母上を殺した日の翌朝以来だな…
『〜♪』
鼻歌を歌いながら、シャワーのお湯でシャンプーを流す。
バスタオルで体を拭き、服を着てベッドに座る。
こんな時間に勝手に外へ出るとキルア達に心配されてしまうので、私は大人しく携帯をいじる事にした。
『……あれ？兄上からメール来てる』
そのメッセージを開くと、私は目を見開いた。
"ジンに勝ったぞーーー‼‼"
兄上がこちらにピースをして、その後ろには縄で縛られて面倒臭そうな顔をしているジンの写真が添付されていた。
『マ……マジ……？』←
"俺って強くね？
って事で迎えに行きまーす‼
待ってろよマイスウィートシスター♡"
『いやだから最初からそう言って……
…え？迎えに……？』
私は眉を顰め、メッセージのその部分を凝視した。
兄上が無事に帰って来てくれることは嬉しいけど
それって…つまり、
『二人と……別れなきゃいけないってこと…？』
メッセージからキルアとアルカちゃんの方に視線を移す。
『………』
いや……そうか、元々は二人だけで旅する予定だったんだもんね…
アルカちゃんもキルアを独り占め出来てないし。
でも………
それでも……
『…っ』
私は首に掛けたネックレスを握り、俯く。
『嫌だ……』
そんな我儘を一人呟きながら、外に出ようと一歩足を踏み出した瞬間
グイッ
『…⁉』
キルア「どこ行くんだよ」
後ろを振り向くと、寝起きな為眠そうにしているキルアが私の手首を掴んでいた。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - razubeery_3さん» わわわ…！！そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ご愛読ありがとうございます！！ (2020年5月12日 12時) (
レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
razubeery_3(プロフ) - 最高すぎました...死にそうです...こんなにも最高な小説があっていいのでしょうか...とりあえず最初から読み直して来ます...好きです...。 (2020年5月12日 11時) (レス) id: c796482f77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 彗さん» そう言っていただけて、本当に嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年12月20日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 最高です。それしか出てきません。（笑） (2019年12月20日 1時) (レス) id: cf7fdf27c9 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Mizuさん» 頑張ります！！ (2019年12月14日 18時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年5月2日 22時
