19話 ページ27
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キルア「ふざけんなよ…‼
お前はコイツに洗脳されてんだよ‼
いい加減目ェ覚ませバカ‼‼‼」
『………
……あ……え、
私……
.
ッ‼⁉』
ハッと我に返り、私は兄上の顔を見上げた。
そうか……
いつやったのかは分からないけど、もう既に"洗脳"を発動されていたんだ
『兄上……』
ダグナ「なんだ、A？」
微笑んで、私の目をしっかりと見据えてくれている兄上。
"くれている"と言ってる時点で、私にかけられた洗脳はまだ完全には解かれていないのだろう。
それでも……
どうしても伝えなくちゃいけない事があるんだ
『兄上、私ね……
兄上のその笑顔が好きだよ…
さっき壁に貼ってあった、私の沢山の表情
兄上がそれらを好きなように、
私も兄上のコロコロ変わる表情が好き…
でもね……違うんだよ、兄上
私の為に沢山の人を殺したり、
こうやって"お仕置き"と言う名の"罰"を下したりするなんて……
そんなの………
そんなの、私の求めてる愛情じゃない
さっき私がキルアに言ったように、
それは"嘘の愛情"でもない
愛情には、色々なカタチがあるもの』
ダグナ「………」
私にかけられた洗脳が解けると同時に
私は兄上を疑う事をやめた
『でも……私は、今の兄上は愛せない
キルア、兄上を解放してあげて』
するとキルアは目を大きく見開き、「ハァ⁉」という声を上げた。
キルア「そんな事して、またソイツが襲ってきたらどうすんだよ⁉」
『お願い』
私は真っ直ぐな目でキルアの目を見据える。
するとキルアは後頭部をガシガシとかいてナニカちゃんを見た。
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キルア「ナニカ、アイツを解放しろ」
ナニカ「…あい」
兄上は、止まっていた足を動かしてからその場に立ち尽くした。
『さっき私の脳内に流れてきた、兄上が私に酷いことしてる時の記憶……
あれ、兄上が創った記憶でしょ？』
兄上は目を見開いて、冷や汗を流しながら私から目を逸らした。
『元々私の頭の中に記憶されてあったものが、
本当の記憶なんでしょ…？』
ダグナ「……その根拠は？」
『根拠なんて無いよ
ただ私が兄上のことを信じたいだけ
キルア』
私はゆっくりと立ち上がり、キルアの耳元に口を持っていく。
そしてある事を囁くと、再び兄上に向き直った。
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餅米ｸﾝ - もちろん!! (2019年4月23日 16時) (
レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米ｸﾝさん» ありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いしますっ！！ (2019年4月23日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米ｸﾝ - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいｯｯ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月22日 22時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます！実は、私の中での「フェイにされたい事」ランキングの一位が 頭ポン でして…笑 三日月様のコメントにいつも感動させてもらってます！！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年4月21日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 今日久しぶりに見たら……、また更新してるぅ！今最初から再度読み返してて、フェイの頭ポンのシーンでなきかけましたぁ！こんな小説つくるなんて天才！これからもこの三日月、応援させていただきます！ (2019年4月21日 22時) (レス) id: f8539acb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年4月18日 0時
