339話 ページ8
.
キルア「最終確認をしとこう」
森の中にある小屋で、木箱に座りながら向き合う私達。
キルア「いよいよ今夜
日付の替わる0時まであと19時間か」
キルアは自分の携帯の画面を見ながらそう言う。
最終確認の内容とは、
私、キルア、ゴンは突入と同時に中央階段を登って玉座の間まで直行する。
そしてイカルゴは北西側のエレベーターで地下へ降りてパームを捜す
キルア「玉座の間に王と護衛軍3匹がいた場合は計画通りに行動する
問題は…」
『奴等がいなかった場合、でしょ？』
先程からそればかりにこだわっているキルアの言葉を先読みできてしまうのは、おそらく私だけでなくゴンやイカルゴもだろう。
まあこだわっている理由は分かりきってるけど。
ゴン「キルアはそれにこだわってるけど」
イカルゴ「どのくらいの確率だよ？そんな場合って」
2人がそう言うと、キルアは口元に指を添えて口を開いた。
キルア「まあ……滅多ないことだと思うよ
でもそんな"まれ"が結構起こるんだ」
『あ、それ分かる！』
イカルゴ「矛盾してるだろ、それって」
フラグと似たようなものだよね〜
「絶対そんなのありえないから(笑)」とか言ってたらそれが実際に起きて、フラグ回収しちゃうやつ
『今回の場合、
時間は変えられず
動き出したらあとには戻れない
一瞬の狼狽が死に直結してる
だからキルアは「滅多ないこと」も想定内にしておきたいんでしょ？』
キルアは私の言葉に頷く。
キルア「もしも玉座の間に奴等がいなくても、宮殿内部にいるなら問題はない……
ピトーの"円"は宮殿全体と庭園を包んでも余りある面積をカバーしてる
つまり俺達が突入した瞬間にあの時の超不気味なオーラを感じ取れたら、奴等は宮殿内にいるってことだ。あとはその凶々しさの濃い方へ向かって行けば
その中心に奴がいる‼」
『問題なのはピトーのオーラが感じられない場合…
つまり奴等が宮殿内にいない場合だね』
キルア「もしくは宮殿内にいても何故か"円"を使っていない場合」
イカルゴは首を傾げて、「そんな場合あるのか？」とキルアに問う。
ゴン「それがあったんだって
ノヴさんが宮殿に侵入した時！」
『そこなんだよな〜、
いっちばん気になってるとこ』
キルア「コルトによると、ノヴが見たのはプフって奴のオーラ
「護衛軍は王の側を離れない」から
王もピトーも宮殿内にいたってことだ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゃーぺん@彩(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年5月5日 17時) (
レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - イルミのシーンでマジ萌えました!!!!いやほんと凄いです!!!! (2019年5月5日 17時) (レス) id: a6a42def20 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米ｸﾝさん» ありがとうございますぅぅ！！！更新頑張りますね！！ (2019年4月18日 18時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米ｸﾝ - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいｯｯ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月18日 15時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» 絶対見ます！！更新頑張りますね！！ (2019年4月15日 22時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年4月5日 1時
