358話 ページ27
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私はパームの能力について聞きながら、腹を抱えて歩く。
『なるほど……
パームはプフ…つまり王の事も見ていたから、私と王が会った所も見えたってことね』
パーム「ええ
すぐに駆けつけたけど、着いた頃にはもう貴方は倒れていたわ…」
キルア「ごめん、俺…"
シュン…と下を俯くキルアを見て、私はプッと吹き出した。
『最近よく謝るようになったよね、キルア』
多分、イルミの針を抜いてからだと思うけど
キルア「そうか？」
『うん！
プフに腕を千切られたのは私が油断したからだし、
王に腹を刺されたのだって私が質問に答えなかったから
それにキルア達がもし私が倒れる前に来れたとしても……
きっと、王の威圧に動けなかった』
私は拳を握りしめながら、下唇を噛む。
『悔しい…
目が合った瞬間から死を覚悟して…
逃げようってなった時、
瞬間移動と反撃を考えて見たけど……
瞬間移動してもすぐ追いつかれちゃうし、反撃といっても勝てるわけがない
けど、王も撃ったら少しくらいはよろける
煙だって出るし、目眩しにだってできた
それなのに………
"1ミリでも動いたら、殺される"
そんな恐怖が私を支配して、結局反撃も逃げることもできなかった
命だって、幾らでもあるのに
死ぬのは怖くない筈なのに…』
「無茶したい」って…
そんな言葉、王を目にしてからでも言える？
私は舐めていた……王の強さを
キルア「パーム、コイツよろしく」
パーム「分かったわ」
ギュ
『……‼』
キルア「もう、大丈夫だ」
体の震えが止まらない私を、キルアが宥める。
キルア「俺がいる…安心しろ」
私の心は自然と落ち着いてくる。
『ん…ありがと』
やっぱり、キルアは最高の友達だ…
そして、恋人よりも大切な人
友達……
『ゴンは…今何してる？』
パームはキルアに少女を渡しながら口を開いた。
パーム「今はピトーと建物の中を歩いているわ
ゴンが後ろを歩いているから、ピトーが襲いかかってくることはまず無いと思う
こっちには人質がいるから』
ピトーには…心があった
といっても、護衛軍や王にもあったけど
ピトーには大切な人がいて、それが王だった
「大切な方が大切にしている人なんだ」って必死に訴えている姿を見て
ああ、ただの化け物じゃないんだな
そう…思った
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しゃーぺん@彩(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年5月5日 17時) (
レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - イルミのシーンでマジ萌えました!!!!いやほんと凄いです!!!! (2019年5月5日 17時) (レス) id: a6a42def20 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米ｸﾝさん» ありがとうございますぅぅ！！！更新頑張りますね！！ (2019年4月18日 18時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米ｸﾝ - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいｯｯ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月18日 15時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» 絶対見ます！！更新頑張りますね！！ (2019年4月15日 22時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年4月5日 1時
