357話 ページ26
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『……だったら、何？』
冷や汗を流しながらそう答える私。
ここで変に嘘をついても…きっとバレる
今の王の目は完全に透き通っているから
王「他の者は今何処にいる」
『それは…』
ダメだ、一回死ぬしかないな
一瞬でそう悟った私は、震える口をこじ開けた。
『言わない』
ザシュッ
『ッがァ…‼‼』
私の腹に、王の尻尾が突き刺さる。
プフ「メルエム様‼尻尾をお拭き致します‼」
『……ねェ…
私達の計画に、居ないはずだった存在…
第三者の存在を、知ってる？』
プフ「‼‼‼貴様‼」
私は右掌をプフに向けると、プフは黙り込んで冷や汗をかいた。
王「第三者…」
『名前は……知らない…けど…
ピトーが……治し…て…いた』
意識が朦朧とし、指先が冷たくなっていく。
頭も回らなくなってきたが私はそれでも口を開く。
王「聞こえん、もっと大きな声で言え」
『少女……が
多分、貴方にとって……特別な』
バタッ
そこで、私の意識は途絶えた。
.
「…おいッ、しっかりしろ‼」
パチッ、と目を開けて私に向かって叫ぶ人物を見る。
『キル……ア』
ズキッ
体を起こそうとすると、左腕の付け根に激痛が走った。
『まだ治ってない…』
キルア「おい、どういうことだよ‼‼
王と対峙したって…‼‼」
ヒュッ
あの恐怖を思い出し、顔を顰める。
『ああ…偶然会っちゃっただけだよ
ところで、キルアの横にいるのは…パーム？』
私は右目を隠しているパームらしき人物の方に目をやり、首を傾げる。
パーム「ええ、そうよ
この容姿は…」
パームは今まであったこと全てを話すと、私の体を起き上がらせた。
パーム「大丈夫？立てる？」
『うん、大丈夫……
ッじゃないや、めっちゃ痛い』
そう言いながら無理矢理立つと、ふとあることに気がつく。
『その子は…‼』
キルア「ゴンとピトーの交渉の為に、人質にとってる」
『人質…ってことは、ゴンは安全なんだね』
ああ、と頷いてその場にしゃがみ込むキルア。
キルアは私の腹と左腕の付け根を見て顔を顰めた。
キルア「王にやられたのか？」
『うん、お腹はね
左腕はプフにやられた』
もー、死ぬかと思った！と笑いながら言う。
するとキルアは「お前なぁ…」と溜息混じりに言って私をジト目で見つめた。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年5月5日 17時) (
レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - イルミのシーンでマジ萌えました!!!!いやほんと凄いです!!!! (2019年5月5日 17時) (レス) id: a6a42def20 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米ｸﾝさん» ありがとうございますぅぅ！！！更新頑張りますね！！ (2019年4月18日 18時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米ｸﾝ - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいｯｯ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月18日 15時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» 絶対見ます！！更新頑張りますね！！ (2019年4月15日 22時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年4月5日 1時
