335話 ページ1
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『っはは‼キルアってば、そんな遠回しに言わなくてもいいのに!
イカルゴ』
イカルゴは私に目を合わせ、キョトン顔をする。
もうここまで来ると可愛いな←
『友達が友達を助けるのは当然でしょ?』
ってことが言いたかったんだよキルアは〜!と、ケラケラ笑いながらキルアを見る。
キルア「うっせ…///
…とにかく‼
これから色々協力して何かやってく時があるだろうけど、サポートし合うのは特別なことじゃねーからな
……当たり前のことで礼を言い合うのは
かっこ悪ぃだろ?」
『ん!そゆこと!』
そう言ってイカルゴに笑顔を向ける私とキルア。
すると、イカルゴの目から涙が溢れてきた。
イカルゴ「キルア…A…俺…
もう俺…今死んでもいい…」
うあああ、と泣き出すイカルゴに戸惑ったキルアは、一歩後ずさった。
キルア「はぁ⁉何泣いてんのお前⁉」
イカルゴ「だってこんな…俺なんかにこんな…」
キルア「お前なぁ」
そうため息混じりに言うキルア。
キルア「もう一つ言っとくけど
オメーがこれから足突っ込む世界はな、アリよりよっぽどシビアだからな‼
命を賭けることと命を軽く扱うことは、似てるようで全然違うぞ」
『私の場合全く同じなんだけどね…(ボソッ』
グリグリ
『ちょ、痛、ごめ、ごめんって』
そんな私の言葉も無視して、私の顳顬をグリグリしながら話を続けるキルア。
キルア「生死の境で生きてる奴は、死んでもいいなんて絶対思わない
毎日完璧な体調管理スケジュールをこなしながら、致死量ギリギリの毒をいつでも躊躇いなく飲める奴が生き残れるんだ
そんなとこさ
来れるか?こっちへ」
いやそれゾルディック家のスケジュールだよね。
私は致死量ギリギリでもなかったし
てか痛い‼‼私の顳顬が‼アーーッ‼‼←
イカルゴ「へっ、愚問だな。目の前に楽園だぜ?
行くさ、何をおいてもな‼‼」
その言葉を聞いた途端に私を引き摺りながら走るキルアと、その後を追うイカルゴ。
『ちょ、ま…感動シーンのとこ悪いん』
キルア「お前はな‼その能力に頼りすぎなんだよ‼
てかいくら傷が治るっつっても痛みは感じるんだろ⁉
お前はもっと自分を大切にしろよ‼」
キルアは私の額を指で突きキレ気味にそう言った。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» そう言ってもらえてとても嬉しいです!!ありがとうございます!! (2019年5月5日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - イルミのシーンでマジ萌えました!!!!いやほんと凄いです!!!! (2019年5月5日 17時) (レス) id: a6a42def20 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米クンさん» ありがとうございますぅぅ!!!更新頑張りますね!! (2019年4月18日 18時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米クン - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいッッ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月18日 15時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» 絶対見ます!!更新頑張りますね!! (2019年4月15日 22時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年4月5日 1時