【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ8)

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295話ページ8

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ザッ、ザッ…

「まさか、お前らが？」

私達は恐る恐るナックルの元へ歩く。

ナックル「俺も舐められたもんだな

こんな餓鬼共と並べられたってことだ…
俺の力はその程度と思われてるってことかよ‼」

ズゥウウン…

『…っ』

凄い威圧感…
こっちから仕掛けたいのに、動けない…‼

ナックル「決闘ってのは命の取り合い
真剣勝負だ

闘るのはグッスリ休んでバッチリ起きて5時間後がベスト‼

なのに何だ、手前等(てめえら)すでにヘトヘトじゃねーか⁉スイミングの帰りか？あァ⁉

自覚あんのかマジで舐めんなコラァァ‼‼」

この威圧とオーラで分かる…

この人……私達より、圧倒的に強い

なのに何だろう、さっきからチラチラと見える阿保感…←

ツッコミたい…‼‼でもそんな事したら殺される…‼‼

ナックル「お前、さっきから何か言いたげだな…
言いたい事あんならハッキリ言えやコラァ‼‼」

そう言って眉間にシワを寄せて私を見るナックル。

『いや、特に何も…』

ナックル「嘘吐くなやボゲェ‼‼

そういうのが一番ムカつくんだよあァ⁉」

沈黙が続き、キルアとゴンは私を不安そうな顔で見る。

((お願いだから何も言うな/言わないで…‼))←

ブチッ

『さっきから…

アホ感満載な事言い過ぎだと思います！
あなたが私達より強いのは分かってるよ？？
でもさ「マジ」やら「コラァァ」やら昭和時代のヤンキーみたいなこと言うからアホ感丸見え！

てか見た目的にヤンキーだよね！
学ラン着た変な髪型の男が「コラァァ‼‼」とか言ってるとホントに私達より弱そうに見えるからやめておいた方がいいよ！！

……そう、思っただけです(キリッ』←←

ゴン「A‼‼;;;」

キルア「キリッじゃねーよバカ‼‼」

は～、スッキリした！
そう思い殴られる準備をする。

ナックル「……ざけんな…

手前等なんかに一生負けねェよ」

『すみません嘘で………

す？』

私達はナックルの顔を見て目を丸くした。

ゴン「泣いて…んの？」

涙をポロポロと流すナックル。
私はさっきと別の意味で焦っていた。

『え、ごめん…まって私言いすぎた？』←

キルア「いや、普通怒るだろ…⁉」

ナックルはザザッ‼と後退り、袖でゴシゴシと涙を拭った。