【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ7)

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294話ページ7

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バタッ

ゴンが膝から崩れ落ち、その場に座り込む。
キルアも「練」のオーラが薄くなって来ていて、汗をダラダラとかいていた。

ビスケ「なんだい、1時間も経ってないわよさ

ハイハイ続けて！
Aを見なさいな、余裕すぎて欠伸しながら伸びをしてるだわさ！」

『いやそんな事一切してないけどね？』←

1時間は余裕と言ってもいいが、今日は調子が悪い為2時間もしない内に私もバテてしまうだろう。

ビスケ「"練"を10分間延ばすだけでも1ヶ月かかるって言われるのよ

寝てるヒマなんかありゃしないわさ」

ここに1日で50分間延びた者がいるのですがそれは((←

ビスケ「Aのはもう才能だわさ
恐ろしい子ねーホント」←

『心を読まれてらっしゃる…』←

ビスケに休む事を許可された私達は、倒れ込むとすぐに眠りに入った。

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ビスケ「はいOK！
ようやく3時間達成だわさ！」

ドタッ！

ビスケがそう言うと、同時に後ろへ倒れ込むゴンとキルア。

ビスケ「ま、Aからしたら余裕だったと思うけど？」

『大分疲れたけどね』

私は流れ出る汗を手の甲で拭きながらそう言う。

ゴン「やったぁ～～～…キツ～～…」

キルア「もう動けねェ……」

私が2人の汗をタオルで拭くと、ビスケが口を開いた。

ビスケ「何言ってんの、ハイ立って！

すぐに出かけるわよ！」

『？何処に？』

ビスケ「ナックルのとこだわさ」

そう言った途端、2人はガバッと飛び起きて目を丸くする。

キルア「な…何でだよ⁉」

ビスケ「ほら、動けるじゃないの。行くよ」

キルア「だから何しに行くんだよ‼⁉」←

ビスケ「も～、決まりきった事聞くんじゃないの

決闘‼」

『「「なっ‼⁉」」』

ビスケは「レッツゴー」と扉を開け、外に出ようとしている。

『まだ時間はあるよ⁉

負けたらどうするの⁉』

ビスケ「また闘えばいいわさ」

『はぁ⁉』

ビスケ「お互いの割符が勝利の証なんでしょ？
それなら割符を取られなきゃいいわけよ」

私達はポカーンと口を開けてビスケを見る。

ビスケ「負けそうになったらさっさと逃げる‼
そして次の日リベンジ‼

これからは毎日3時間の"練"‼‼
その後ナックルに挑戦‼‼

もちろん勝つまでだわよ‼」

そんな、無茶苦茶な…‼

結局、ナックルの元へ向かうことになってしまった私達は宿を出た。