【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ40)

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325話ページ40

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私達は街中を走りながら辺りを見渡す。
家の中のテレビからデイーゴの声が聞こえてくる。

ガシャン‼

『…こっちの分が悪い…‼』

私めがけて飛んでくる花瓶を避けながらそう言う。

キルア「煽動は諦めるしかない‼

とにかく人形と軍隊を手当たり次第に潰す‼」

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『次は北の方行こう』

キルア「ああ」

汗を流しながら走り出す私達。
今まで全速力で走ってきたから、疲労が溜まってきてる…

『…はぁっ…』

キルア「大丈夫か？」

『……っ余裕！』

笑顔でキルアにそう言い、スピードを上げる。
キルアはジト目で「嘘つけ…」と言って私の後についた。

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『ねえ、キルアあれ…』

私はそう言って空に浮かんでいる何かを指差す。

キルア「ちっ、完全に俺らをマークしてるな…」

私達はスピードを上げ、先にある木々に目を凝らす。

『ジャングルだ‼』

今あいつは飛んでるけど、私達がジャングル…葉がデカくて上空からは見えない場所に逃げ込んだら低空で追ってくるはず…

それなら私の技も確実に当たるし、キルアのヨーヨーも届く…‼

木々を飛び越え、巨大な木の根元に隠れる。

…

キルア「撒いたか…？」

『でも私達を見失ったら周囲を捜しに来るはず…』

…ああもう‼こっちは時間が惜しいっていうのに‼
来るなら早く来てよ‼

ゴゴゴゴ……

来た…‼

けど逆方向だ‼
てかゴゴゴって何⁉←

しかも地上から…

ゴゴゴゴゴ…‼

キ「『‼‼』」

私とキルアは咄嗟に飛び上がり、木に登る。

ドゴォッ‼‼

『何あのデカイ玉‼⁉』

すると、背後にキルアのものでない嫌な気配を感じたのでナイフを振るう。

たくさんの敵が襲いかかって来たので、私とキルアの二人掛かりで反撃する。

『…‼』

両腕を掴まれてしまい、槍が飛んで来る。
私は2匹の敵を盾として前に放り投げ、槍を飛ばした敵にオーラを放出する。

私の方に飛んで来るたくさんの敵を撃ち落とし、近距離はナイフで対応している間に、キルアが逃げて行く敵1匹を追う。

ボウッ‼‼‼

『キルア‼‼』

私はキルアの元へ駆け寄る。

「ひゃーははは‼どーよ⁉俺の1発はよォオ⁉」